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2罰打からのカムバック 蝉川泰果、違反の自己申告は“ヤフコメ”がきっかけ「今回は指摘があって良かった」

蝉川泰果が違反を自己申告。そのきっかけは『ヤフコメ』だった?

所属 ALBA Net編集部
小高 拓 / Hiromu Odaka

配信日時:2025年10月17日 18時30分

<日本オープン 2日目◇17日◇日光カンツリー倶楽部(栃木県)◇7238ヤード・パー70>

2022年大会覇者の蝉川泰果が2罰打にも気持ちを切らさずに、順位を上げてきた。順延となっていた第1ラウンドの残り3ホールは1つ伸ばし、「74」の4オーバー・62位で終えると、すぐに始まった第2ラウンドでは4バーディ・2ボギーの「68」をマーク。トータル2オーバー・21位タイで週末に進む。

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この日のスタート前に、日本ゴルフ協会(JGA)から蝉川に科せられた2罰打についての説明があった。濃霧による第1ラウンドの中断後、13番ホールの3打目で「ボールが動いたかもしれないから確認して欲しい」と大会関係者に蝉川本人から申告があった。プレー再開前の今朝、レフェリーとともにビデオ検証。「本当に微妙な裁定だったんですけど」と、わずかながらボールが動いたことを確認し、誤所からのプレーとして蝉川にペナルティが科されることになった。

13番の3打目について「僕はターゲットを見ながら構えるので、その時に動いている感じはありませんでした」としたが、「ヤフーニュースをけっこう見るんですけど、(記事の)コメントでいろんなところで(ボールが動いたと)指摘があるなと思ったので、大会スタッフに連絡しました。朝確認できてホッとした感じです」といわゆる『ヤフコメ』がきっかけで確認するに至ったという。

コメントの中には「セコい」などの書き込みもあったという。「自覚があったら1罰打で済むのでね…。自分としては、動いていると自覚があったらその場で言います。違反しようと思っていないので、その辺は分かって欲しい」ともつけ加えた。「結果的には指摘されたところがペナルティになったので、今回はコメントの指摘が合って良かったかなと。ホールアウト後だったら失格だった」とプラスにとらえている。

モヤモヤが晴れた再開後は、「合計21ホールで3つ伸ばせたのは良かったと思います。あすも伸ばせればいい位置に行けるかな」。前日よりも一打にかける集中力が増し、パットのフィーリングが良くなってきたことが浮上のきっかけとなった。

今週はドライバーを積極的に握って「アグレッシブにいっています」と“攻めの蝉川”で臨んでいる。アマチュア優勝を遂げた22年以来の大会2勝目、6月の「日本ゴルフツアー選手権」に続く日本タイトル連勝を視野に入れて、残り2日を戦う。(文・小高拓)

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