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初日首位→37位で終戦 石川遼が今季トップ10ゼロでも「新しいことはしない」理由は?

初日は首位タイと好調だった石川遼。今季トップ10入りがゼロ回でも、自分のゴルフを貫く。

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2025年8月25日 16時00分

<ISPS HANDA 夏の決戦・誰が一番強いんだトーナメント 最終日◇24日◇北海道ブルックスカントリークラブ(北海道)◇7286ヤード・パー72>

初日に8バーディ・ボギーなしの「64」をマークし、8アンダー・トップタイという最高のスタートをきった石川遼。初日を終えて「120点の出来です」と語っていたが、その後はスコアを伸ばせず37位タイで試合を終えた。

【写真】竹ぼうきをブンブン振り回す石川遼

今季は開幕から9試合に出場して1度もトップ10に入っていないという、キャリアワーストのシーズン。現在の調子について「結果は悔しいし、残念。でも、めちゃくちゃ調子が悪くて落ち込みながらやっているわけではない」と話す。2日目以降に順位が落ちた理由は「ロングパットですね。初日は(ショットを)1メートル以内に寄せることができた。2日目以降はそれができていなかった。その差だと思います」と振り返った。

ただ、秋のシーズンに向けて「新しいことに取り組んでいこうとは思っていません。それよりも、今の自分が高い確率でできていることを高い確率のまま続けていく」という。あくまでも“現状”を貫く覚悟だ。

今週の「Sansan KBCオーガスタゴルフトーナメント」の舞台は、2016年に制している芥屋GC。コーライグリーンが名物だが、クラブセッティングについても「コーライなのでメーカーの担当者の方に相談するかもしれませんが、今のところクラブも何か新しいものを試したいというものはありません」と、ブレはしない。北海道の最終日のトータルスコアは「70」(2アンダー)だったが、後半9ホールは1イーグル・2バーディの32(4アンダー)という好プレーでギャラリーを沸かせていた。

トップ10には入れていないが、今シーズンの平均ストロークはツアー15位(70.836)。決して絶不調ではない。秋以降も“今のままの石川遼”で優勝を狙える手応えを感じているようだ。(文・野中真一)

【石川遼が初日トップスタートだったときの順位】
2008年 三井住友VISA太平洋マスターズ 5位タイ
2009年 サン・クロレラ クラシック 優勝
2010年 フジサンケイクラシック 優勝
2016年 RIZAP KBCオーガスタ 優勝
2016年 ANAオープン 3位
2018年 東建ホームメイトカップ 2位
2019年 日本プロゴルフ選手権大会 優勝
2019年 長嶋茂雄INVITATIONALセガサミーカップ 優勝
2023年 日本プロゴルフ選手権 5位タイ
2025年 東建ホームメイトカップ 20位タイ
2025年 ISPS HANDA 夏の決戦・誰が一番強いんだトーナメント 37位タイ

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