<リシャール・ミル チャリティトーナメント 初日◇24日◇朱鷺の台カントリークラブ(石川県)◇6838ヤード・パー70>
今大会に主催者推薦で出場している米ツアー通算12勝を誇るレフティ、バッバ・ワトソン(米国)が6バーディ・2ボギーの「66」をマーク。4アンダーの好スタートを切った。
ワトソンの姿をひと目見ようと集まったギャラリーの前で、スタートホールから豪快なドライバーショットを披露。出だしの1番はパーで滑り出すと、3番では約7メートルを沈めてバーディを先行させた。
後半10番、12番でボギーを喫したものの、「12番以降は持ち直せた」と話すように、13番でスコアを1つ戻すと、14番ではチップインバーディ。「それがかなりポジティブなエネルギーをくれた。そこからどんどん上り調子になっていった」と、16番からは3連続バーディで締めた。「最終的に66というスコアで終われてすごく良かった」と、納得の18ホールとなった。
予選ラウンドの2日間は、国内男子ツアーのポイントランキング1位に立つレフティ、細野勇策と同組。ラウンド中には会話を交わす姿もあり、「すごく面白かった。お互いに笑っていたよ」という。
「私が47歳で、細野選手が23歳。ほぼ半分の年で、奇しくも同じ左利きで、一緒に回るというところで、『なんか面白いね』『偶然だね』って話していた」と明かし、笑みを浮かべた。
そんな24歳下のレフティへの印象を問われると、「彼から学ぶ部分はたくさんあった。将来のスーパースターになりうる逸材だと思ったので、一緒に回れてすごく楽しかった」と称賛。マスターズ2勝を誇る世界のトッププレーヤーが太鼓判を押した。
今大会は能登半島地震・豪雨、熊本地震の被災地復興支援を掲げている。ワトソンも「少しでも力添えができれば」と思いを口にし、月曜には能登で行われたチャリティイベントに参加。オークションに自身のアイテムを出品し、落札額を被災者への寄付に充てたという。
大会の趣旨に賛同し、個人でも復興支援に協力するワトソン。この日はプレーでも、帯同したギャラリーを沸かせた。7年ぶりとなる日本での競技で、稀代のレフティが存在感を放っている。(文・高木彩音)
