ALBA Net  ゴルフ
ALBA Net  ゴルフ
注目!
ツアー情報

過去2位3回の石川遼が挑む日本タイトル 22年ぶり日本OP開催の日光CC“2%勾配”ってなんだ?

石川遼が見る、日光CC攻略のポイントは?

所属 ALBA Net編集部
小高 拓 / Hiromu Odaka

配信日時:2025年10月16日 07時30分

日本オープンに挑む石川遼。日光CC攻略のカギは?
日本オープンに挑む石川遼。日光CC攻略のカギは? (撮影:佐々木啓)

<日本オープン 事前情報◇15日◇日光カンツリー倶楽部(栃木県)◇7238ヤード・パー70>

このナショナルオープンで過去に2位3回、3位1回の成績を残している石川遼が、アマチュア時代を含めて15回目の出場となる今年、日光の地で初タイトルを目指す。

【写真】こんなにラフが長いのです

2003年以来、22年ぶり2度目の「日本オープン」を開催する日光CC。石川が日光で戦うのは2021年の「日本プロ」以来、2度目となる。4年ぶりにラウンドした日光は「18ホール全部覚えていました。(日本プロより)今年の方がラフは長く、グリーンが硬くて速い。グリーンは小さい上に、アンジュレーションが大きいので難しい」と印象を口にした。

開幕前日までのグリーン状況は、速さは12フィートで硬さは山中式で23~24に設定されている。硬く速いグリーンだが、大会初日に雨予報が出ているため、この数値をどこまで維持できるか。また、ラフの長さは100ミリの予定だが、フェアウェイサイドのラフはところどころ100ミリ以上の長さになり、グリーン回りはおおむねボールがすっぽりうまく長さになっている。想定外に長くなったラフは人が歩く方向に寝ている箇所が多いが、ブロワーでラフを立たせる作業をして、ラフとしての“ペナルティの役割”を際立たせる予定だ。

さらに、前回開催時にも話題になった“2%勾配”が選手を惑わせる。100センチあたり2センチの高低差があると2%勾配になるのだが、人間は感覚的に2%の傾斜は平らに見えると言われている。日光CCは東西に約3キロあり、最も高いところと最も低いところで55メートルの高低差があり、コース全体の勾配が2%になる。

つまり、平らに見えても実は打ち下ろしや打ち上げ、という状況が生まれる。この2%勾配について石川は、「打ち上げ、打ち下ろしは(高低差の)数字があり、そこは数字にコミットしているのであまり気にならない」としながらも、「手前から奥に下っているグリーンがあるので、セカンドショットからの見た目は受けているように見えて、転がったり、グリーンの上りと下りは見えと違うところがある」と警戒する。

昨年大会の舞台・東京ゴルフ倶楽部は、想定外にラフが伸びて200ミリを超えるところもあった。「昨年は林と林の幅が広かったので、その分ラフを深くしたという印象があります。今年は林と林の間隔が狭いので、ラフがそこまで深くなくても、ティショットを外したら十分グリーンを狙うのが難しくなる。昨年ほどラフは長くないけど、コースの狭さを生かしていると思います」と、フェアウェイキープを攻略のカギに挙げる。

「結果的に高い数字になっていくように、4日間マネジメントしていきたい」とパーオン率も求めていく。ただし、「パーオン率に反映されなくても、パーをとりやすいところに外すこと」も考えてコースと向き合う。

「ほかの大会よりも2位のイメージがあるけど、まずは最終日に優勝争いできる位置にいたい。そこまでは他の選手に関係なく、自分がいいゴルフをすれば上位にいける。まずはそこを目指したい」

今年は伝統のタイトルだけでなく、優勝者には「全英オープン」に加えて「マスターズ」の出場権が付与される。「大きな変化。選手にとって非常にいいこと」と話したが、最終日の終盤まではコースと対峙する。(文・小高拓)

関連記事

【この大会のニュース】

読まれています

JGTOツアー 週間アクセスランキング

ランキングをもっと見る

大会情報

  1. 国内男子
    開催中
    2025年12月4日 12月7日
    ゴルフ日本シリーズJTカップ
  2. 米国男子
    速報中
    2025年12月4日 12月7日
    ヒーローワールドチャレンジ
  3. DPワールド
    速報中
  4. DPワールド
    速報中
    2025年12月4日 12月7日
    ネッドバンクゴルフチャレンジ
  5. アマチュア・その他
    開催前
    2025年12月4日 12月8日
    LPGA Qシリーズ(最終予選)
  6. アマチュア・その他
    開催中
    2025年12月2日 12月5日
    JLPGAファイナルQT

おすすめコンテンツ

関連サイト