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アスリートの “マル秘”事項 堀川未来夢がふか〜い悩みを打ち明ける【堀川未来夢×横田真一 緊急対談】

「こんなこと、本当は言いたくないんですけど…」 堀川未来夢が重い口を開いて打ち明けたのは、「実は今イップスなんですーー」 これまでアスリートの“マル秘事項”として、中々触れられなかった『イップス』について、プロゴルファー同士による“ぶっちゃけ対談”をお届けします!(写真・鈴木祥/文・谷口愛純)

配信日時:2021年3月8日 11時00分

■並み居る有名プロにも襲いかかる“悪魔”とは…

4月の「東建ホームメイトカップ」からのツアー再開に向けて、オフシーズン真っ最中の選手たち。体づくりやスイング改造など、それぞれの課題をこなしてレベルアップを図っていることだろう。

2019年に初優勝を挙げ、すっかり上位争いの常連となった堀川未来夢もそのひとり。今シーズン(2020-21年)は6試合中3試合でトップ10入りし、賞金ランキングも10位と成績も人気も右肩上がり!
…かと思いきや、ある深い悩みを抱えていた。

「こんなこと、本当は言いたくないんですけど……」

プロゴルファー、いや、アスリートなら誰しもトップシークレットにしたいであろう、“あの”苦悩”…。

「実は、イップスが出てしまったんです」

ドライバーやアプローチ、パターまで、その症状や程度は様々だが、なかなか悩みの渦中にいる本人には直接聞きづらい話題でもある。そのため、我々にとっても大半が謎に包まれたままだが、イップスの症状が出ると、どうなってしまうのか。

■1メートル弱のパーパットを2回仕切り直したジャンボ 悩まされたトッププロは数知れず…

(Getty Images)

(Getty Images)

よく聞くのが、「練習では出ないのに、試合になると症状が出る」というパターン。

1988年の「日本オープン」で、青木功、中嶋常幸と優勝争いを演じる中、ジャンボ尾崎がウィニングパットを2度仕切り直したのは有名な話。1メートルもないパーパット。「どうやってバックスイングをやるのか、自分でも心配だった」と、顔面蒼白だった。手を離しては息をつき、また握りなおして…と繰り返し、3度目でようやく入れて優勝を決めた。

宮里藍は米ツアー参戦当初、ドライバーをうまくコントロールできない状態に悩まされたが、克服して世界1位に立った。しかし、その後はパターイップスに悩まされ、2010年には平均パット数1位(1.73)に立っていたパターが、2014年には138位(1.88)まで落ち込んだ。

一時はあのタイガー・ウッズ(米国)までその症状の片鱗を見せたこともある『イップス』。選手生命を脅かすこともあるが、いったいどこからが『イップス』と呼ばれるのだろうか?

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