“ツアーで一番飛ばす男”額賀辰徳が首位発進！池田は2位タイ

＜ブリヂストンオープン　初日＞◇22日◇袖が浦カンツリークラブ・袖が浦コース(7,138ヤード・パー72)

　千葉県にある袖が浦カンツリークラブ・袖が浦コースで開幕した、国内男子ツアー「ブリヂストンオープン」は初日を終え、1イーグル・5バーディ・1ボギーの“66”と爆発した額賀辰徳が6アンダーで単独首位、1打差の2位タイに藤田寛之、竹本直哉、ホストプロの池田勇太がつけた。石川遼は1アンダーで矢野東らと並んで32位タイ、「日本オープン」覇者の小田龍一は同組でラウンドした片山晋呉、丸山茂樹らと同スコアの2アンダーで19位タイとなっている。

ウォーターショット炸裂！遼、ピンチしのいでイーグル締め！

　額賀は今季16試合に出場し予選通過は5試合と好成績を残せていないが、ドライビングディスタンスは現在堂々のツアー1位という生粋の飛ばし屋。飛距離に定評のある石川遼ですら平均で12ヤードも遅れをとる。器の大きさを予感させる25歳だが、ショートゲームに難がありこれまではその飛距離のアドバンテージを生かすことが出来ていなかった。しかし、先週の「日本オープン」でラウンドした、ブレンダン・ジョーンズ(オーストラリア)を参考に今週はウェッジを4本投入して参戦。持ち味のドライバーショットを出来る限りかっ飛ばし、短い距離を4本のウェッジを駆使してチャンスにつける。この飛ばし屋ならではの作戦が見事にハマり最高のスタートを切った。

　「会心のラウンドです。でもちょっとマグレちっくだけど」と好発進にも謙虚なコメントを残した額賀だが、キヤノンオープンではキャリア最高の8位タイに食い込むなど調子も上がってきている。現在賞金ランキングは77位。出場できる残り試合も少なくまずはシード権の確保が最優先だが、初日とあって守りに入るつもりはない。「今日やったプレースタイルで、ドライバーも持ちたいし、強い気持ちでやりたいです。どうなるかわからないけどね(笑)」力の片鱗をみせた大器が明日もその飛距離を武器に攻めまくる。

【初日の結果】
1位：額賀辰徳(-6)
2位T：竹本直哉(-5)
2位T：池田勇太(-5)
2位T：藤田寛之(-5)
5位T：鈴木亨(-4)
5位T：クレイグ・パリー(-4)
5位T：小田孔明(-4)
5位T：横尾要(-4)
5位T：星野英正(-4)
5位T：高山忠洋(-4)