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デビュー戦で魅せた大器の片鱗 丸山茂樹の息子・奬王はナイスカムバックにドラディス3位

デビュー戦で魅せた大器の片鱗 丸山茂樹の息子・奬王はナイスカムバックにドラディス3位

所属 ALBA Net編集部
秋田 義和 / Yoshikazu Akita

配信日時:2018年7月6日 18時56分

長嶋茂雄 INVITATIONALセガサミーカップゴルフトーナメント 2日目◇6日◇ザ・ノースカントリーゴルフクラブ(7,178ヤード・パー72)>

やはりただ者では無かった。「長嶋茂雄 INVITATIONALセガサミーカップ」でプロトーナメントデビュー戦を迎えた丸山茂樹の息子・奬王は、前半9ホールはノーバーディ・1ボギー・1ダブルボギーと苦しむも、後半4バーディの猛チャージ。1アンダー・42位タイとアンダーに潜って初日を終えた。

【写真】やっぱり似てる!? 丸山親子の2ショット

記念すべき1打目となる10番のティショットをいきなり左に曲げてボギーでスタート。「やはりアマの試合とは緊張感が違う。前半は思うようなスイングができなかったですね」とその後も苦しみ、16番(パー3)では「見たことない球が出た」と池ポチャでダボを叩く。さらに18番(パー5)ではスタイミーな状況からの2打目を上手くフェアウェイに戻したが、「打ったことないようなハーフシャンク。あれは焦りました」と左のピンに対して大きく右に曲げてしまう。さらにバーディパットは4mオーバーし、奥のカラーへ。

だが、ここから並のアマチュアではないことを証明する。この返しのパーパットを沈めて気持ちを落ち着かせると、折り返しての3番(パー5)で残り270ヤードの2打目をグリーンに乗せて2パットのバーディを奪取する。さらに1つ伸ばして迎えた8番では13mを沈めて、同伴競技者の深堀圭一郎とハイタッチ。次の9番では残り115ヤードから1mにつけてバーディ締めと「後半は100点に近い」と納得のホールアウトとなった。

「緊張から体が動いていなかった」という中でも、頭は冷静さを失わなかった。3オーバーでハーフターンを迎えても、「焦ってもスコアが良くなるわけじゃない。バーディを1つずつ獲っていこうと。まだ9ホールある、と思っていました」。初めてのプロの試合でこの落ち着き。大器の片鱗を伺わせる。

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