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連覇に向けて「日が暮れるまでやりたい」 米国帰りの蝉川泰果は“練習の虫”

米ツアー帰りの蝉川泰果。大会連覇に向けてやる気満々だ。

所属 ALBA Net編集部
高木 彩音 / Ayane Takagi

配信日時:2024年5月15日 18時16分

<関西オープン 事前情報◇15日◇名神八日市カントリー倶楽部(滋賀県)◇6869ヤード・パー70>

海外帰りの蝉川泰果が前年覇者として滋賀の地を踏んだ。米国男子ツアーの「ザ・CJカップ・バイロン・ネルソン」、「マートルビーチ・クラシック」を終えて、日曜日の午前中に帰国。「時差ボケをしないように」と一睡もせずにその日を過ごしたという。

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疲労も少し感じるなかではあるが、「いいですね。打てる球も変わりました」と好調な様子。さらに「練習するモチベーションもすごく高い」と気持ちの変化もあるという。それは「師匠みたいな存在」だというウィル・ヤナギサワによるところも大きい。蝉川が米ツアーに初出場したときから帯同している、ピンのサポートスタッフ兼プロゴルファーだ。

「球種をもっと増やそうとか、自分の悪いところをデータで分析して、すごいアドバイスをくれる。それを課題として持って帰って、日本ツアーでもやれている。与えられた課題がすごく多いぶん、練習の量もすごく増えていい」

もともと“練習の虫”とも言われる蝉川は、多くの課題があることで「いま、めちゃくちゃ楽しいですね」とより一層練習に身が入っている。「きょうも日が暮れるまでやっていいなら、やりたいぐらい」とやる気満々だ。

今大会はプロ転向後、国内6戦目でプロ初Vを挙げた思い入れのある舞台。「連覇したい気持ちがすごく強いですね、今年は」とこれまでのディフェンディング大会と比べても、特別な試合だ。

アマチュアとして挑んだ2022年大会では、単独首位で予選を通過。最終結果は17位タイだったが、その時の経験は大きな糧になっている。「アマチュアのときに自信をつけて、プロで初優勝した大会。本当にこの試合は大事に…勝ちたい」。タイトル防衛を果たし、大会への“恩返し”とするつもりだ。

インタビューの対応を終えるとただちに練習場へ向かった蝉川。昨年よりも成長を感じる一週間にしたい。(文・高木彩音)

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