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5年ぶりの栄冠まであと一歩、小林正則が見せた執念のラウンド

5年ぶりの栄冠まであと一歩、小林正則が見せた執念のラウンド

所属 ALBA Net編集部
高桑 均 / Hitoshi Takakuwa

配信日時:2018年5月27日 18時13分

小林正則は5年ぶりの優勝に向け気合のこもったラウンドを続けた
小林正則は5年ぶりの優勝に向け気合のこもったラウンドを続けた (撮影:鈴木祥)
ミズノオープン 最終日◇27日◇ザ・ロイヤルゴルフクラブ(8,007ヤード・パー72)>

最終ホールでダブルボギー。5年ぶりの優勝を目の前にしながら涙をのんだ小林正則。2013年の「日本オープン」でツアー3勝目を挙げてからの4年間はどん底を味わい続けてきたが、ホストプロとして臨んだ「〜全英への道〜ミズノオープン」で圧巻のプレーを見せた。

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初日から上位争いを演じ続けた。最終日は首位と3打差からのスタート。前半を1バーディで折り返し首位に迫ると、10番でもバーディ。14番でもセカンドショットを1メートルにつけると、これを沈めて単独首位に立った。「しぶといパーで粘れていたし、集中してプレーしていました」と、ピンチを切り抜けながらその座を守り最終ホールを迎えた。

ここで試練が待ち受ける。「あと20センチだったのに」と、ティショットはわずかに右のラフに入り、これが最悪のライで残り100ヤード地点まで出すだけ。そこからグリーンオンはするも、2段グリーンの手前に。奥のピンに対して放たれたパットは2メートルオーバー。これを外して一気にスコアを落とした。トータルイーブンパーは優勝した秋吉翔太と1打差。悔しい2位タイで終戦した。

「最後で台無しになってしまった」。小林の復活劇を見届けようとツアー仲間が18番グリーンに集結したが、ため息のフィニッシュ。「優勝だけを目指していた。ここまできたらしたかった…」と、言葉を詰まらせた。「今までゴルフをやってきた中でも数えられるほどの悔しさ」と、いつもは陽気な男ががっくりと肩を落とした。

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