偉大な叔父・利光を持つ伊澤秀憲もプロゴルファーで、石川と同い年。石川も認める多彩な小技のテクニックや海外トップ選手の動きをバイオメカニクス的見地も持っており、超感覚派な石川も一目置く存在だ。
長く契約するキャロウェイのプロ担当も、その変化に舌を巻く。「スイングが良くなってドライバーだけじゃなく、3Wも普通に芝の上から270ヤードキャリーで狙ってくるのには驚きました。本人の感覚的にはまだまだでしょうが、昨年よりスケールアップを感じます」と、長く使用する3Wのスペアの用意を心配していた。
選手会長という大役に、習得の難しい「今までとは真逆の感覚」のパッシブトルクのニュアンス。このオフが多忙でも充実していた理由はさまざまな新しい取り組みを始めたから。地区オープンではこの新しい取り組みの“試運転”で望外の2勝の結果が出てしまった。マスターズ出場組がいない開幕戦ではどのような結果になるだろうか。(文・長岡幹朗)