＜中日クラウンズ　3日目＞◇2日◇名古屋カントリー倶楽部・和合コース(6,531ヤード・パー70)

　愛知県にある名古屋ゴルフ倶楽部・和合コースで開催されている、国内男子ツアー第3戦「中日クラウンズ」の3日目。巻き返しを誓ってムービングデーに臨んだ石川遼だったが、この日は序盤からショットが荒れた。

遼、初日の貯金がパー！イーブンパー31位タイに後退…　2日目

　「体がかたくなってしまった」という出だし、2番で右に出たティショットがあわやOBかという打球で林に突っ込むトラブル。このホールはパーをセーブしたものの、続く3番でもティショットが右に。ヒヤッとするショットはなんとかOBはまぬがれたものの、グリーン方向にうまく打ち出したセカンドでのナイスリカバリーを生かせず、1メートルのパーパットを外しボギー。6番でもボギーを叩き序盤は苦しい展開に。

　それでも中盤からはショットの安定感を取り戻し、9番、10番で連続バーディを奪取。イーブンに戻し、後半の巻き返しが期待されたが、その後が続かずここから我慢の展開に。そして、再びスコアが動いたのは初日、2日目と1オン狙いでギャラリーを沸かせた16番だった。

　1オン狙いのティショットが木に当たり大惨事を招きかけた2日目の教訓を生かし、狙いはグリーンではなくフェアウェイ。しかし3番ウッドで打ったティショットは、石川の気持ちとは逆に左へ大きく曲がるミスショット。ボールはグリーン周りの木に跳ね返り、隣にある12番ホールのラフへ。植え込みのカゲに止まったボールを3番ウッドで強引に打ち16番に戻すも、ラフからの3打目はバンカー。4オン1パットでこのホールボギーとした。