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求道者・藤田寛之が思うこと「こうしたコースでの試合がもっと増えないと」

求道者・藤田寛之が思うこと「こうしたコースでの試合がもっと増えないと」

配信日時:2017年11月5日 19時29分

<HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP 最終日◇5日◇PGMゴルフリゾート沖縄(7,005ヤード・パー71)>

イーグル賞100万円がかけられていた最終日の18番パー5。唯一達成したのは2012年の賞金王で48歳のベテラン、藤田寛之だった。

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藤田は13番までパーを重ねると、16番でボギーを叩いてしまう。ガマンのゴルフが続いたが最後に歓喜の瞬間が。残り191ヤードのセカンドショットはグリーン奥のカラーに。ピンまでは約13メートル、その手にパターを握った藤田は「真ん中に尾根があって最初がスライス、それから下りのフック。よく分からないので、タッチだけ合わせて真っ直ぐ打った」ところ、これがカップイン。最後の最後に会心のプレーを見せた。

海からの重い風、硬く傾斜のきついグリーン、そして狭いフェアウェイ。藤田も他の選手と同じように苦しんだが、振り返って思うことは「本当に楽しかった」。北海道や沖縄は本州とは芝質が違うが、こうした環境で戦うことが「世界につながっていくと思う。今回、難易度の高いコースで海外の選手が上に来たことは環境的に必然だったかな」。3日目の4番(パー4)では風によりティショットでドライバーの日もあれば、7番アイアンの日もあった。「そういうのが楽しいよね。本当に頭を使わないといけないから」。対応力が求められる舞台が選手たちにはいい刺激になるのだ。

世界を相手に戦うならば、「こうしたコースでの試合がもっともっと増えないといけない」と言い切った藤田。こうしたコースで戦うのは苦しいが「辛さを乗り越えた後にあるのが、本当の楽しさだとボクは思う。このコースはそれがあった。どう思うかは人ぞれぞれだけど(笑)」。48歳にしてさらに高みを目指す藤田ならではの意見だろう
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