2009年に制した『トップ杯東海クラシック』に3年ぶりに出場している石川遼。初日首位と3打差・4位タイと順調なスタートを切ったが、2日目も5バーディ・3ボギーの“70”とスコアを伸ばし、トータル6アンダー・2位タイと好位置で決勝ラウンドに進出した。
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爆弾低気圧襲来の影響で、強風吹き荒れた難しいコンディションでも、石川は攻めの姿勢を貫いた。スタートホールの1番で5メートルのバーディパットを決めると、続く2番でも4メートルを沈めて連続バーディ発進。直後に連続ボギーとなるも気持ちを切らすことなく、前半をイーブンで終えると、初日に5つ伸ばしたINコースでは2バーディ・ノーボギー。首位を走るパク・サンヒョン(韓国)に2打差で食らいついた。
初日に引き続きティショットは常にドライバーを握るなど、アグレッシブなゴルフを展開するが、決して闇雲に攻めているわけではない。それを象徴するシーンは、ティショットを右のラフに入れた15番パー5の2打目。
2オンを狙うべく一度はスプーンを手に取ったが、思案の末にレイアップを選択。「ピンの位置が左だったのでスライスをかけていけない」とアイアンに持ち替えた選択が功を奏し、バーディを奪うことに成功した。