■ 2つのゴルフ場のオーナー 自身の“劇場”をつくり、岩手のそして日本のゴルフ界を盛り上げる
岩手県を拠点に不動産・賃貸ビル、アパレル卸売業、インドアゴルフ、リラクゼーション、など幅広い事業を手掛けている金谷氏。ゴルフ事業では、岩手県にある栗駒ゴルフ倶楽部、きたかみカントリークラブを経営している。「自分の劇場をつくれば、やりたいことができる」という信念のもと、練習場も購入しゴルフのスポーツ少年団も設立。きたかみCCでは岩手県オープンも開催した。
【深】:岩手に帰り、1つ1つ積み上げていった。ゴルフ場を自分で買って、そこで試合をやって。僕が驚いたのは、これだけのコースコンディションを整えていること。お金儲けではなくて、ちゃんと戦えるフィールドを作っている。プロゴルファーであり経営者であるから、このバランスを取りながらやるのはすごく大変なこと。最初から考えると、大きな変貌だよね?
【金】:最初は、いろいろなところで分からないところも多くて1つ1つ調べて勉強していきました。
【深】:ね。最初は地面が硬すぎたり。お金や時間があればよくなるとは思うけど、そう簡単にできるものではない。それをここまでやるのはすごいことだと思う。コースを子どもたちにも開放して、環境を作ってくれている。普通だったら、お金を取りたいとか、コースを作るためにいろいろやる時間に充てたいという気持ちが出ても不思議ではないのに。
【金】:まだ、僕がこのコース(きたかみCC)を所有していないとき、八幡平カントリークラブで岩手県オープンを開催したことがありました。日曜日の午後1時、2時からコースを無料で回らせてもらうのですが、子どもたちには、必ず目土をしてコースをメンテナンスする条件に、その環境を作ることができました。自分も選手をやるなかで、やっぱりコースを回りたいという気持ちはすごく強かったので。
【深】:そういう小さな積み重ね、努力というのが、例えば蓮(岩手出身の米澤蓮プロ)が出てきたり。スポーツに対する理解度や認知度が上がることにもつながるよね。
【金】:そうですね。ゴールが無いから挑戦し続けられるので、協賛やスポンサーになってもらうため、大会の存続価値を理解してもらい続けていきたいですね。そしてこのような大会が全国に広がってくれればいいです。
【深】:よく頑張ってるし、それを、みんなが分かってくれている。だから気持ちよく(岩手県オープンに)プロが来るんだよね。美味しいものを食べたい、金谷の顔が見たい、そして子どもたちのためにも、岩手県で何かやりたいという思いで。いい年齢になってくると、何か役に立ちたいとか、次の時代に繋げたいっていう思いも強くなるんだよね。
【金】:ゴルフはジュニア時代からやってきて、アメリカのミニツアーやオーストラリアでのプロテスト、アジアサーキットを経験しています。人は匂いに寄ってきますが、僕は多くの場所でその匂いをかいできたので、どうすればゴルファーを1人でも多く増やせるかという考えもあります。これからも、未来のゴルファーを増やせるように努めていきたいです。
