日本オープンもギャラリー数伸び悩み…“コンテンツ”不足の日本ツアー

＜日本オープンゴルフ選手権競技　最終日◇21日◇茨城ゴルフ倶楽部・東コース(7,320ヤード・パー71)＞

　降雨の影響で21年ぶりとなる予備日を使用して5日間の戦いとなった今年の国内男子メジャー「日本オープン」。ゴルファー日本一の称号を目指してトッププレーヤー達の激しい戦いが繰り広げられたが、5日間合計のギャラリー数は9,139人。国内最高峰のタイトルを争うメジャー大会としては動員数が大きく伸び悩んだ。今大会で合計ギャラリー数が1万人を割るのは、岐阜県の日本ラインゴルフ倶楽部で行われた1981年大会以来5回目(記録の残る72年以降)となる。

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　今年は台風26号の影響で練習日が非公開となったものの、初日は1,586人、2日目は1,874人と低調なスタート。土曜日の3日目も3,282人と県外者の来場が多く見込めない沖縄県で開催された昨年大会よりもいずれも低い数字で推移した。4日目が降雨により中止となったことを含めても、好立地の関東で行われた大会としては異例のギャラリーの少なさと言える。

　コース最寄駅のみらい平からはギャラリーバスが運行したが、稼働率は低く駅に常に5台が待機。ある程度人が乗り込まないと出発しないため、先頭車両に乗ったギャラリーがバスの中で長時間待たされるという状況だった。今年は有料となったギャラリー駐車場も埋まることはなく、予備日を使用した月曜日は雨の影響もありクローズした。

　ちなみに同じ関東で行われた鷹之台CC(千葉県)の2011年大会は35,282人を動員。埼玉県の武蔵カントリー倶楽部・豊岡コースの09年大会は記録が残る72年以降最多となる45,515人を集めた。