国内男子ツアー「TOSHIN GOLF TOURNAMENT IN Central」の初日。昨季の賞金王、藤田寛之は8バーディ・2ボギーの66でラウンド。6アンダーで首位と4打差の14位タイとまずまずのスタートを切った。
片山晋呉を救った言葉「お前は炭でいろ」
藤田は出だしの1番、2番とセカンドショットを約1メートルにつけ連続バーディ発進。4番パー5でも3打目のアプローチを50センチにつけ、序盤からバーディを量産。9番でバーディを奪うが、後半に入ると11番でボギーが先行。「途中、ワケわかんなくなった」と13番バーディの後、14番でボギーを叩くが、その後は15番から3連続バーディを奪い「最後は良くなりました」と明日につながる締め方で初日のプレーを終えた。
シーズン当初のケガによる練習不足の影響などから、ショットが不調だった藤田。しかし、この日の前半はショットが切れ本来のプレーを取り戻しているように見えた。これには今週から取り入れた片山晋呉から「完全にパクった」という練習法が功を奏しているようだ。
その練習法は500ミリリットルのペットボトルのフタに接着剤とネジでゴムティを固定。ボトルには半分ぐらい水をいれ、そのティをつけたフタをつけ、短く切った7番アイアンで打つというもの。キャディの梅原氏が片山のマネージャーから製造方法を聞き、藤田のために作製。「こういう練習は普段しないけど、見るにみかねて作ってくれたので」。藤田はこれで昨日、主に右手のみでボールを打つ練習を繰り返した。