ALBA Net  ゴルフ
ALBA Net  ゴルフ
注目!
ツアー情報

国内男子ゴルフ JGTOツアー

日本ゴルフツアー機構(Japan Golf Tour Organization)主催ツアー

“Family is everything” 山下一家の絆が切り開いた女王ロード【2022年涙のワケ】

“Family is everything” 山下一家の絆が切り開いた女王ロード【2022年涙のワケ】

配信日時:2022年12月21日 14時00分

いつものように、その日着る勝負服を選んで娘をコースに送り出した母は、「持ってきているのが少なくて、あれしか着るのがなくて」とおどけたように前置きしつつも、赤と白の組み合わせに「紅白になりましたね」としみじみ。そしてすぐに、手に握っていたハンカチで目頭を押さえた。その横で山下のコーチも務める父は対照的に笑顔を見せる。ただ「女王を獲れるなんて思ってなかった。ビックリ。できすぎです」と驚きは隠さない。

21年の「KKT杯バンテリンレディス」でツアー初優勝を挙げ、初めてシード選手として臨んだシーズン。しかし4月に行われたそのKKT杯バンテリンレディスで予選落ちを喫すると、そこを含め3試合連続で決勝進出を逃した。「一番メンタル的にも落ち込んでいました」と、この春先のつまずきについて振り返る。しかし、その直後に行われた「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」では、完全優勝という形でメジャー初タイトルを獲得。苦しい時期を乗り越えたこの試合も、最後はやはり涙で締めくくった。

そして11月末の宮崎県。ここにも感動の瞬間を迎え、目を真っ赤にした山下の姿があった。シーズン最終戦の「JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」では、女王としてメジャー2勝目を手にした。「恩返しだと思っていました。コーチの父は毎試合、いいところ、悪いところを見てくれる。そういうところが心強いですし、助かっています」。ここでも家族の支えに感謝を述べる。涙のち笑顔。最後は恒例のフラワーシャワーの中心で、最高のスマイルを見せた。

この最終戦に間に合わせたパターは、それまで使用していたものに勝臣さんの意見を取り入れ、重量とソフト打感にミーリングで調整したもの。目を引くのは赤いソールプレート部分。『Family is everything(家族がすべて)』という文字が刻印されている。「家族がなかなか自宅にそろうことがないので、皆で集合してゆくっりしたいですね」。女王防衛がかかる2023年シーズンへと向かう前に、しばし親子水入らずの時間を過ごす。

関連記事

読まれています

JGTOツアー 週間アクセスランキング

ランキングをもっと見る

大会情報

  1. 国内男子
    開催中
    2025年12月4日 12月7日
    ゴルフ日本シリーズJTカップ
  2. 米国男子
    速報中
    2025年12月4日 12月7日
    ヒーローワールドチャレンジ
  3. DPワールド
    速報中
  4. DPワールド
    速報中
    2025年12月4日 12月7日
    ネッドバンクゴルフチャレンジ
  5. アマチュア・その他
    開催前
    2025年12月4日 12月8日
    LPGA Qシリーズ(最終予選)
  6. アマチュア・その他
    終了
    2025年12月2日 12月5日
    JLPGAファイナルQT

おすすめコンテンツ

関連サイト