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カリスマ・内藤雄士の助言が奏功 手打ちを防ぐ「胸から始動」で飛ばし屋の清水大成が蘇った

カリスマ・内藤雄士の助言が奏功 手打ちを防ぐ「胸から始動」で飛ばし屋の清水大成が蘇った

配信日時:2022年11月18日 10時40分

黄金世代の23歳、清水大成は初優勝も見えてきた?
黄金世代の23歳、清水大成は初優勝も見えてきた? (撮影:米山聡明)
ダンロップフェニックス 初日◇17日◇フェニックスカントリークラブ(宮崎県)◇7042ヤード・パー71>

ツアー屈指の飛距離を持つプロ3年目の清水大成が1イーグル・4バーディ・2ボギーの「67」で回り、首位と2打差の5位タイで滑り出した。「すごく良かったわけでもないんですよね」。3つのパー5すべてでバーディを奪い、1オンを狙える13番パー4ではティショットを花道まで運んでチップインイーグル。長い距離のパットが入ったわけではなく、獲れるところでしっかりとって、5戦ぶりにトップ10以内でのスタートを切った。

ベースボールグリップで300ヤード超え!清水大成のスイング【連続写真】

ルーキーイヤーの昨季に初シードを獲得し、今季初優勝が期待される23歳の清水は「ムズムズ」していた。今季は日本大学同期の桂川有人が初優勝を遂げ、年下の河本力が初優勝から2勝目も達成。アマチュアの蝉川泰果も95年ぶりに「日本オープン」を制するなど若手の台頭が目立つなか、清水は思うような成績を残せずにいた。

今季のドライビングディスタンス303.34ヤードで2位と飛距離が大きな武器。シード1年目の今シーズンは、序盤に3試合連続予選落ちを喫したが、トップ10入りも2回ある。「ショットがどこに行くか分からなかったんです。ショートゲームが良かったので、ティショットがコース内に収まった週はトップ10という感じで…」。ツアー屈指の飛距離は大きな武器になるが、少し曲がっただけでも大ケガになりやすい。序盤はスイングの感覚が悪く、2打目が打てるところにあれば上位に行き、打てないところにいくと予選落ちという結果だった。

夏場にはスイングの状態は少し良くなったが、秋になると「悪い状態に戻ってしまった」。秋以降は予選通過するもののトップ10は1回のみで、30〜40位台の成績が目立つ。同世代の選手が活躍するなか、「僕も頑張りたいと思っていましたが、頑張れるショットじゃなかった」と歯がゆい思いがあった。

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