米国帰りの小平に、小斉平優和や桂川有人など、将来は米ツアーを目指す選手たちが積極的に質問してくるようになった。「自分的にはアメリカとの違いだったり、情報をいろいろ教えてあげたいと思っている」とウェルカムな構え。しかし、若手が台頭する現在の日本ツアーでは知らない顔の選手が増え、「浦島太郎状態です」と笑う。「挨拶していただくんですけど、顔と名前がなかなか一致しない。調べて覚えるのに必死で頑張っています(笑)」。
自身はレベルの高い米ツアーで揉まれたことで、「前はいけいけどんどんだったけど、リスクマネジメントができるようになった。グリーン周りだったり、パターだったり自分のなかで成長した感じがある。先週(のZOZO)もそうですけど、きょうもボギーが多くないのはちゃんとデータに出ている。それはうれしいプラス材料です」と、レベルアップを実感している。その経験を若手に還元していく小平のような日米かけ持ちゴルファーが増えることで、日本全体のレベルアップにつながるかもしれない。
