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小平智が消費される複数年シードに私見「若手のためにも海外挑戦しやすい環境作りを」

小平智が消費される複数年シードに私見「若手のためにも海外挑戦しやすい環境作りを」

所属 ALBA Net
下村 耕平 / Kohei Shimomura

配信日時:2022年10月20日 17時57分

日本オープン 初日◇20日◇三甲ゴルフ倶楽部 ジャパンコース(兵庫県)◇7178ヤード・パー70>

2018年4月の米国男子ツアー「RBCヘリテイジ」で優勝し、それからは米ツアーを主戦場としている小平智。8月に終わった昨シーズンは、限られた試合数のなかでも準シードを獲得。9月からは日本ツアーに参戦している。そんな小平が初日、4バーディ・1ボギーの3アンダー「67」で暫定3位タイの好発進を決めた。

小平智が米国で出会った運命のパター【写真】

9月に帰国した小平は、ここまで国内男子ツアーに4試合出場して賞金ランキング64位。65位以内の賞金シード圏内につけている。18年の「ゴルフ日本シリーズJTカップ」で得た3年シードは今年で切れる(2020-21年シーズンは統合されているため)。本来なら総試合数の半分の試合に出場しないと、賞金シードの権利を得られないが、米ツアーを主戦場にしている小平は申請を出しているため例外。この日本オープンは賞金総額が高いだけでなく、優勝すれば5年シードが得られるため、それが小平のモチベーションとなっている。

「日本で育ったし、日本でアメリカに挑戦する機会をもらったので、ファンの人にも自分が帰るところでも会いたいと思っている」。米ツアーの新シーズンは9月からすでに始まっている。あくまで米国をメインとしながらも、日本での出場権も死守したいと考えている。続けて「女子のように複数年シードが繰り越されるようになればありがたい。(男子ツアーは)出なくても消されていってしまう」という思いもある。

国内女子ツアーの規定では『複数年シード権は、条件に該当した翌年度より10年間のうち任意の年を行使開始年として選択可能』となっており、海外ツアーに参戦しても消費されずに10年間の好きなタイミングで行使できる。それが男子ツアーの場合は、翌年度から適用されるため、海外ツアーに参戦しているうちに、複数年シードは消費されていく。どちらにしても複数年シードがあったほうが、海外ツアーに挑戦しやすいのは間違いない。

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