初めての米ツアーで何を感じた？　河本力「自分に火を点けてくれた」、岩崎亜久竜「思った以上の差」

＜日本オープンゴルフ選手権 事前情報◇18日◇三甲ゴルフ倶楽部 ジャパンコース（兵庫県）◇7178ヤード・パー70＞

前週の国内男子ツアー賞金ランキング8位以内の資格で「ZOZOチャンピオンシップ」の出場権をつかんだ22歳の河本力と24歳の岩崎亜久竜。優勝スコアがトータル15アンダーの大会で、河本はトータル7オーバー・72位タイ、岩崎はトータル3オーバー・67位タイと下位に沈んだ。将来は米ツアー参戦を公言している若き2人が、初めて挑んだ世界最高峰の壁はどのくらいの大きさだったのか。

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河本は3日目こそ「69」でアンダーパーをマークしたが、初日「72」、2日目は「75」、最終日は「72」と3日間でオーバーパーを叩いた。国内男子ツアーで今季2勝の自信は完全に砕かれた。「コースにも雰囲気にもコテンパンにされた感じがあって、悔しさしかないですね。自信はもちろんありましたし、気合いも入っていただけに悔しい。しっかり受け止めたいです」と振り返る。

25歳までに米ツアー参戦を目標にしている22歳にとって、自分の「力不足」を痛感する一週間となった。「まだ実力も気持ちの面も全然足りないことが痛いほど分かったので、いい刺激というか、自分に火を点けてくれた。PGAツアーで戦うためには全部に関してレベルが足りていないので、もう一回イチから勉強しなきゃという感じです」。打ちのめされた週末から2日経ち、スッキリとした表情で話した。

岩崎は今年、欧州ツアーのQTや、米下部のコーンフェリー・ツアーのQT挑戦を示唆していたが、ZOZOの結果を受けて「まだ早い」と断念した。「これからPGAツアーに行くためにやらなければいけない課題が明確になった」と語る。