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2位7回を経て3年ぶり2勝目の大槻智春 「勝ち方はわからない、それぐらいゴルフは難しい」

2位7回を経て3年ぶり2勝目の大槻智春 「勝ち方はわからない、それぐらいゴルフは難しい」

所属 ALBA Net編集部
小高 拓 / Hiromu Odaka

配信日時:2022年9月18日 17時26分

男子ツアー恒例のウォーターシャワーでびしょ濡れに
男子ツアー恒例のウォーターシャワーでびしょ濡れに (撮影:米山聡明)
ANAオープン 最終日◇18日◇札幌ゴルフ倶楽部 輪厚コース(北海道)◇7063ヤード・パー72>

待望の2勝目は劇的な幕切れで舞い込んできた。首位と5打差の3位から出た大槻智春はボギーなしの「66」で回り、トータル19アンダーで石川遼とのプレーオフに進んだ。2打目を先に打った石川は3メートルに乗せたが、大槻の2打目はピンの2〜3メートル奥に着弾し、バックスピンで戻ったボールがそのままカップイン。パットを打たずして今季初、3年ぶりのツアー通算2勝目を手に入れた。

大槻智春、ダイエットのビフォー・アフターが別人レベル!【写真】

ツアー通算21勝と百戦錬磨の池田勇太が首位。5打離されてスタートした大槻は「勝ちにいける試合ではない」というのが正直な気持ち。それでも前半3つ伸ばして池田との差を3打に縮める。後半に入ると池田が連続ボギーで失速し、前の組で回っていた石川遼がバーディラッシュで単独首位に立つなど、大混戦となった。

ゲームの流れが変わる中でも後半に入って14番までに3つのバーディを奪い、「すごく落ち着いてできていた」と振り返る。「一番緊張した」というのが19アンダーで迎えた17番パー5。2打目のレイアップをミスしてグリーンを狙いにくい位置にボールが止まる。3打目もグリーンをとらえきれずに1.5メートルのパーパットが残ったが、冷静に沈めて優勝戦線に踏みとどまった。

2019年の「関西オープン」でツアー初優勝を遂げた大槻は、2020-21年シーズンの総合的に優れた選手を選出する「メルセデス・ベンツトータルポイントランキング」賞を獲得するなど総合力の高い選手。しかし、2勝目にはなかなか手が届いていなかった。初優勝後は2位が7回。今年だけでも2位が3回と、勝てそうで勝てない試合が続いた。

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