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「日本開催なので勝ちたかった」 3ツアー大会を制した比嘉一貴が賞金王に大きく前進

「日本開催なので勝ちたかった」 3ツアー大会を制した比嘉一貴が賞金王に大きく前進

所属 ALBA Net編集部
小高 拓 / Hiromu Odaka

配信日時:2022年9月11日 18時31分

鮮やかな逆転勝利 賞金王レーストップを走る男がその力を見せつけた
鮮やかな逆転勝利 賞金王レーストップを走る男がその力を見せつけた (撮影:上山敬太)
Shinhan Donghae Open 最終日◇11日◇KOMAカントリークラブ(奈良県)◇7065ヤード・パー71>

国内賞金ランキング1位の比嘉一貴が底力を見せた。首位と5打差の5位タイから出た比嘉は7バーディ・1ボギーの「65」をマークしてトータル20アンダー。前日まで首位のティラワット・ケーオシリバンディット(タイ)が「72」とスコアを落としたこともあり、逆転で今季3勝目、ツアー通算5勝目を挙げた。

誇らしげに優勝トロフィーを掲げる比嘉一貴【写真】

鮮やかなスタートダッシュだった。「トップは伸ばすだろうと思っていたので、22アンダー以上を目指してスタートしました」。1番パー4で50センチを決めると、2番パー3は6メートル、3番パー5は3打目を30センチにつけて3連続バーディと狙い通りの立ち上がり。

しかし、2組後ろの最終組、首位のケーオシリバンディットが3番パー5でアルバトロスを達成するなど、なかなか差が縮まらない。「足りないと思って攻めたけど、チャンスにつかず苦しい時間でした」。6番でバーディとしたが、中盤以降は伸ばしきれない。それでもスコアを崩すことなく、じっとチャンスをうかがっていた。

「後半に入ってリーダーボードを見ると、首位と差が縮まっていてチャンスがあるなと思って、気を引き締めた。あとはイケイケどんどんです」。ケーオシリバンディットがアルバトロスのあとにダブルボギーをたたくなど、足踏みしているところを見逃さなかった。

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