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大西魁斗が使うシャフト『ハザーダス』って? 独特パットスタイルは誰の真似?【勝者のギア】

大西魁斗が使うシャフト『ハザーダス』って? 独特パットスタイルは誰の真似?【勝者のギア】

所属 ALBA Net
下村 耕平 / Kohei Shimomura

配信日時:2022年9月5日 19時30分

そして大西のセッティングのなかで一番特徴的なのが、左腕にグリップを沿わせて固定させるアームロックパター。ゴルフの科学者、ブライソン・デシャンボー(米国)も使っている。大西がデシャンボーと違うのは、右手は上から沿わせて親指と人差し指で軽く挟むクロウグリップで握っている点。アームロック+クロウでパターを打つ選手は、日本のツアーでは大西以外に見たことがない。

「大学時代は基本的にずっとショットが良かったので、パターが良い日と悪い日でスコアに波があった。そのときちょうどマット・クーチャーさんがアームロックを使っていて、周りの大学生の選手も試しているのもあって、一回試してみたんです。そうしたら、その週に優勝争いできたので、それからずっとですね。短いパターを使っていたときから右手はクロウ。その延長線でアームロックのクロウになりました」

独特な握りながら、大西の1ホール当たりの平均パット数は1.69と、現在ツアー全体1位。以前、「持ち味はアイアン」とコメントしていたが、パット巧者でもある。本人は「真っすぐ向くこと。そして真っすぐ引いて真っすぐ出すこと」をパッティングで意識。その結果、今季は231個のバーディを奪って1位、1ラウンドあたりのバーディ獲得率でも4.82でトップを走る。その平均5個に迫る高いバーディ率を、硬いドライバーのシャフトと軽いアイアン、そして39インチと長いアームロックパターが支えている。

【大西魁斗の優勝クラブセッティング】
1W:タイトリスト TSi3(9.25度/ハザーダス スモークブラックRDX 60TX)
3W:タイトリスト TSi2(13.5度/ハザーダス スモークブラックRDX 70TX)
3U:タイトリスト T200ロング(Tour AD DI-105 HYBRID X)
4I〜PW:タイトリスト T100(DG105 X100)
50,55度:タイトリスト ボーケイ SM8(5012F,5608M/DG EX TOUR ISSUE)
60度:タイトリスト ボーケイ ウェッジワークス プロト(DG EX TOUR ISSUE)
PT:オデッセイ ストロークラボ ビッグセブン(39インチ)
BALL:タイトリスト プロV1

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