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「64」で3差単独首位 堀川未来夢が臨む今季初優勝と、“病気”との戦い

「64」で3差単独首位 堀川未来夢が臨む今季初優勝と、“病気”との戦い

所属 ALBA Net編集部
小高 拓 / Hiromu Odaka

配信日時:2022年8月6日 19時33分

今大会はここまでパッティングが上手く打てている あすの最終日は果たして
今大会はここまでパッティングが上手く打てている あすの最終日は果たして (撮影:岩本芳弘)
<日本プロゴルフ選手権 3日目◇6日◇グランフィールズカントリークラブ (静岡県)◇7219ヤード・パー71>

厚い胸板に風格を感じる。4人が並ぶ首位タイから出た堀川未来夢は、前半から着実にバーディを重ねて、この日8バーディ。1つのボギーを叩いたが、この日ベストスコアタイとなる「64」をマークし、トータル14アンダー。混戦を抜けだして2位に3打差をつけて今季初優勝に大きく前進した。

堀川未来夢、ドライバーとアイアンは“手元の高さ”でスイングを変える【写真】

「ミスというミスは15番の2打目ぐらい」。フェアウェイから135ヤードの2打目を右打ち出してピンまで17〜18メートルにオン。そこから3パットのボギーを喫したが、「ほかはすべてマネジメント通りでした」と危なげなくスコアを伸ばした。

みなぎる自信は“病気”の克服だ。かねてからイップスを公言しており、前半戦は発症。「長い距離も短い距離もダメでした。片手で打とうかなって思うほど」グリーン上で苦しみ、今季は22位タイが最高成績にとどまっていた。

5週間のオープンウィーク中に矢野東や丸山茂樹といったベテランプロのヒントを自分に落とし込んだことで、病気どころかパッティングに自信を持っている。「嫌な感じもなくて、自分が思うところに打てている。入っても入らなくてもストレスがないです。今は並みの人間になってきたと思います。なるべくスムーズに早く打つようにしています。考えることをシンプル化して、頭の中を整理。素振りをして、スッスッと打てるように。結果はあんまり考えないようにしています」。

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