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250gから2kgまでの6本の素振り棒 石川遼が取り入れた新トレーニング

250gから2kgまでの6本の素振り棒 石川遼が取り入れた新トレーニング

所属 ALBA Net編集部
小高 拓 / Hiromu Odaka

配信日時:2022年8月5日 07時50分

6本の素振り棒を使ったトレーニングから1日を始める
6本の素振り棒を使ったトレーニングから1日を始める (撮影:ALBA)
<日本プロゴルフ選手権 初日◇4日◇グランフィールズカントリークラブ (静岡県)◇7219ヤード・パー71>

大会初日、石川遼はスタート時間の8時15分より1時間30分ほど前にドライビングレンジに姿を現した。手にはたくさんの“クラブ”を持っている。「これやるの結構大変なんですよ(笑)」。そう言いながらおもむろに素振りを始めた。しかも全力で。国内男子ツアーが5週間のオープンウィークの間に始めた、新しい“トレーニング”である。

こんなのツアーで見たことない! 石川遼の助走素振り【写真】

スチールシャフトのドライバーのヘッド寄りに重りを付けたモノが3本、普通のクラブタイプが1本、シャフトの先に重りがついたものが2本、計6本がキャディバッグに寄りかかる。

「一番軽いモノで250グラム。一番重いモノで2キロ近くあります」。6本それぞれ重さが違う素振り棒だ。重さのあるモノで素振りを始めて、軽いモノでスピードを上げて振り、さらに重いモノを振る。「(田中剛)コーチと相談してスピードを上げるためのトレーニングで、まだ始めて1カ月ぐらいです」

通常のドライバーの重さは300グラムちょっと。重いモノ、軽いモノを交互に振ることでヘッドスピードを上げるトレーニングは数年前から取り入れる選手もいるが、石川はそれだけにとどまらない。重いクラブでアドレスからトップスイングまでで終わったり、踏み込んで素振りをしたり、助走をつけてから振るなど、多くのパターンがある。

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