さらに驚きの事実がある。きょう使ったクラブはキャロウェイが用意した共用クラブで、松坂さん自身のクラブではないのだ。初めて握るクラブで70台で回り、それを間近で見ていた岡田も「信じられない」と目を丸くする。ちなみにドライバーのスペックは、ロフト8.5度でシャフトは70TX。一般ゴルファーにはおそらく全く球を上げることができないであろうハードスペックだ。
あす最終日の目標については、「きょうはパーを獲るのに必死でしたけど、きょうよりも少しでも打数を縮められるようにしたい」と松坂さん。いまからスライス矯正のレッスンを受けて、完璧にフィットするクラブを作れたら、すごいスコアが出そうな気がしてならない。(文・下村耕平)