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「いいスコアが出るなら何でも使います」 首位Tで決勝に進んだ19歳・金子駆大のクラブのこだわり

「いいスコアが出るなら何でも使います」 首位Tで決勝に進んだ19歳・金子駆大のクラブのこだわり

所属 ALBA Net編集部
小高 拓 / Hiromu Odaka

配信日時:2022年4月30日 13時48分

中日クラウンズ 3日目◇30日◇名古屋ゴルフ倶楽部和合コース(愛知県)◇6557ヤード・パー70>

首位タイで決勝ラウンドに進んだ19歳の金子駆大(こうた)。昨年プロ転向し、レギュラーツアー7試合目のフレッシュな選手だが、「いいスコアが出るなら何でも使う」とクラブに対して貪欲な姿勢が好結果を支えている。今大会初日までにも目まぐるしい変化があった。

きのうは大雨… グリーンはどう変わる?【写真】

金子のキャディバッグをのぞくと、ピカピカの真新しいマッスルバッグのアイアンが目立つ。「これ、今週の火曜日から使っています」。前戦まではハーフキャビティを使っていたが、今週からマッスルバックに変更。「ツアーの硬いグリーンで止めるにはスピンが必要ですが、僕はスピン量が少ない方。特に和合は硬いですから。よりスピン量が増えるヘッドに替えました」。ハーフキャビティからマッスルバックとヘッド自体が難しくなったことで、シャフトはカーボン製にして、やさしさを加えた。

マッスルバックは4番アイアンから9番アイアンまでで、ピッチングウェッジの代わりに46度のウェッジタイプを入れる。こちらも今週からの新入りで、「ピッチングウェッジはフライヤーしやすかった。(ロフトが同じでも)ウェッジの方がスピン量は増えるので、作ってもらったら良かったんです」と早速活躍を見せている。

今週はパターも新調。ドライバーのシャフトは3月末の国内開幕戦で新しくした。開幕前から唯一、替わっていないのが、「もともと5番ウッドも入れていなかったのですが、今年2月にいきなり7番ウッドを入れたら、すごくハマりました」という7番ウッド。今大会でもフェアウェイキープ重視の場合や、2打目でフルショットできる距離を残すためにティショットで多用している。昨年まで3番ウッドの下は3番ユーティリティを入れていたが、「パー3でグリーンで止められなくて。ユーティリティはミスがミスになります。7番ウッドはやさしいので、ミスが大きなミスにならない」。7番ウッドのシャフトを90グラム台と重くしたことで操作性も増し、大きな武器となっている。

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