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軟グリーンに2つの思考 石川遼はフェアウェイなら「長いクラブでも止まる」、幡地隆寛は短いクラブなら「ラフでも止まる」

軟グリーンに2つの思考 石川遼はフェアウェイなら「長いクラブでも止まる」、幡地隆寛は短いクラブなら「ラフでも止まる」

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2022年4月15日 07時20分

石川遼はドライバーをあまり握らずに3アンダー発進
石川遼はドライバーをあまり握らずに3アンダー発進 (撮影:米山聡明)
<関西オープン 初日◇14日◇よみうりカントリークラブ(兵庫県)◇7180ヤード・パー71>

初日に硬く仕上げるはずだったグリーンは、未明からの雨により、スタート前には軟らかくなっていた。当初は毎日アンダーパーを出せば上位にいくという予想があったが、ふたを開けてみれば初日は、トップの8アンダーを筆頭にアンダーパーが何と83人もいた。

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面白いのは、選手によって少し軟らかくなったグリーンへの対応が異なったことだ。7アンダーをマークし、2位タイでフィニッシュしたのは幡地隆寛。昨シーズンのドライビングディスタンスでは、平均313ヤードで1位に輝いた飛ばし屋だが、フェアウェイキープ率が47.57%で96位と方向性にはやや不安を抱えていた。そのため、これまではフェアウェイが狭いホールでは予選落ちが多かったという。

「ボールをフェアウェイに置きたいと思ううちに、ダウンスイングで上体が突っ込み、スイングが崩れていたんです」というのがその理由だ。そこで今回は、“こういう球を打ちたい!”ではなく、“こういう球を打つスイング”だけを意識してアドレスに入ったら、ボールの曲がりを抑えられました」と幡地は話す。その結果、たとえラフでもホール内にボールを残すことに成功。パー3を除いた14ホール中半分のホールでドライバーを振り切った。

2打目を短いクラブで打てれば、ラフからでも止められる軟らかいグリーン。初日のフェアウェイキープ率は50%だったが、パーオン率は88.89%で4位タイとなり、バーディチャンスが増えた結果、スコアも伸びていった。

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