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144ヤード放り込んでイーグル発進 選手会長・時松隆光が優勝戦線に急浮上

144ヤード放り込んでイーグル発進 選手会長・時松隆光が優勝戦線に急浮上

所属 ALBA Net編集部
高桑 均 / Hitoshi Takakuwa

配信日時:2020年9月6日 08時00分

新選手会長の時松隆光が国内初戦Vを視野に
新選手会長の時松隆光が国内初戦Vを視野に (撮影:岩本芳弘)
フジサンケイクラシック 3日目◇5日◇富士桜カントリー倶楽部(山梨県)◇7566ヤード・パー71>

出だしの1番パー4でイーグルスタート。144ヤードのセカンドを放り込み最高のスタートを切った時松隆光。続く2番ホールでもバーディを奪い2ホールで3アンダー。「どうなるかと思った」と笑ったが、その後もスコアを伸ばし1イーグル・6バーディ・2ボギーの「65」をマーク。トータル7アンダーの単独2位に浮上し、最終日に向かう。

弾道がイメージできる 石川遼の“Vサイン”【写真】

今季はジャパンゴルフツアー選手会長に就任。大役を任せられ気合十分で臨むはずだったが、思いがけないコロナ禍の影響で出鼻をくじかれた。試合がないとはいえ、会長職で地元福岡と東京を行ったり来たりの生活が当たり前になった。「少なからず練習量が減っているのは間違いないです。そこがどう出るかと思っていたけど、今のところいいプレーができているので、明日まで集中力を切らさずにやれたらなと思っています」とコース外での仕事とともに、コース内でも存在感を見せることができた。

ツアー競技のコースでプレーするのは久しぶりとあって、もっとも苦戦しているのがグリーン上だ。一般営業のコースでの練習が増え、今週に入ってからはスピードを合わせるのに苦労している。それでも「タッチを合わせるのもプロの大事なところ」と、そんなこともいいわけにせず、今のところ炉は結果を残している。

ツアーの顔として会議などにも参加しており、今大会初日の朝にはセレモニーにも出席。選手会長としての大役を果たしたが、選手として目指すのは大会終了後のセレモニー、優勝者の表彰式だ。「周りを気にせず10アンダーを目標にして、10アンダーまで到達したら、またもう1コでも少なく上がれるように」と、ファイナルラウンドは頂点に立つためにひたすらスコアを伸ばすことに注力する。

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