「こんなにミスショットがないのは初めて」矢野東、会心のゴルフで単独首位

＜とおとうみ浜松オープン　3日目＞◇21日◇グランディ浜名湖ゴルフクラブ(7028ヤード・パー72)

　静岡県にあるグランディ浜名湖ゴルフクラブで開催されている、国内男子ツアー「とおとうみ浜松オープン」の3日目。トータル16アンダーの矢野東が単独首位、3打差の2位タイにはすし石垣、原口鉄也ら4選手、4打差の単独6位には石川遼がつけた。

遼、3日連続の“68”で首位とは4打差単独6位に浮上！

　首位の矢野はショットが絶好調で「こんなにミスショットがないのは初めて。こんなゴルフしたことがない」という会心のラウンドで6つスコアを伸ばした。単独首位に立つのは08年の「ブリジストンオープン」以来。約3年ぶりに勝利が近づいてきているが、最終日も「やることは一緒。結果1位になっていれば最高ですね。自分の目標をしっかり決めて、それに向かってやっていきます」とあくまで冷静。優勝を意識するよりも、目の前の1打1打に集中して勝負の最終日に挑む。

　前日の首位タイから2位タイに後退したすし石垣は、この日はショットが不調で後半に2ボギー。「最後の方のボギーは何とかなったかな…ボートでいうと“操縦不能”状態になってしまいました」と大好きなボートレースを引き合いに自身のゴルフについて語った。

　開催コースが浜名湖ボートレースに程近く、時折風に乗って届くエンジン音で気合を入れていたが、この日はあまり聞こえなかったようで「やっぱりボートの音が聞こえた方がいい精神状態になれますね」と寂しそうにコメント。明日は「しのぐところはしのいで、バーディを獲れるとことは獲って。前半からどんどんいけるか。スタートダッシュですね」出だしからエンジン全開で念願の初優勝を狙いにいく。