遼、首位と6打差12位タイに浮上！昨年の再現なるか？

＜中日クラウンズ　3日目＞◇30日◇名古屋ゴルフ倶楽部 和合コース(6,545ヤード・パー70)

　愛知県にある名古屋ゴルフ倶楽部 和合コースで開催されている、国内男子ツアー「中日クラウンズ」の3日目。イーブンパー24位タイからスタートした石川遼は、5バーディ・2ボギーとスコアを3つ伸ばし、トータル3アンダー12位タイに浮上した。

石川遼の一打速報で3日目全ストロークを振り返る

　昨日のラウンド後「明日(3日目が)終わった時点で、10位前後の位置にいれば」と話していた石川。この日は前半の1番、2番で連続バーディを奪い、幸先の良いスタートを切る。3番、8番でボギーを叩くが、9番ではセカンドショットを2メートルにつけてバーディ奪取に成功。トータル1アンダーまでスコアを伸ばした。

　後半は11番でセカンドショットを1.5メートルにつけてバーディ奪取。1オンが狙える16番ではティショットをグリーン近くのバンカーまで運び、約40ヤードのショットを寄せてバーディを奪った。だが、悔やまれるのが前のホールの15番パー5。ティショットで330ヤード以上飛ばしたものの、チャンスにつけたバーディパットを右に押し出してしまい、もったいないパー。17番、18番でもスコアを伸ばせず3日目が終了した。

　それでも目標どおり10位前後の位置で最終日を迎えることとなった石川。奇しくも昨年と同じ首位とは6打差となったが「皆さんが期待してくださるのはうれしいことですが、もう昨年のようにはできないと思っている方もいる。僕もその1人です」と冷静。「でも一球、一球集中してしっかりバーディを積み重ねていきたいです」と心の中では闘志を燃やしていた。