ドライバーで気持ちよく振れて、アイアンでピンを刺すようになるまでは、もう少し時間がかかるという石川。だが、今大会のドライビングディスタンスでは2日間で平均304.5ヤードを飛ばし、堂々の1位を記録した。「飛んでいるというのは自分にとってはいいニュースですね。飛んでいない時よりも飛んでいる時の方が振れているということですから」。
現在取り組んでいるスイング改良への過程には、なかなかうまくいかないこともあるが、一方で良い兆しも見えている。今週の課題を頭の中で整理して、来週の「ダンロップフェニックス」に備えれば、また1歩進化を遂げた石川遼のゴルフを見ることができるはずである。(文・大泉英子)
