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石川遼の変化はドライバーだけじゃない? “魅せるゴルフ”を数字で見る【記者の目】

石川遼の変化はドライバーだけじゃない? “魅せるゴルフ”を数字で見る【記者の目】

配信日時:2019年10月1日 12時07分

ちなみに、もうひとつ昨季から数字が上がっているのが『パーオンしないホールで、パーかそれよりいいスコアを獲得する率』のリカバリー率。パーオン率自体は昨季27位(65.04%)から今季は21位タイ(67.28%)とそこまで大きな変化はないが、リカバリー率は66位(58.26%)から9位(67.45%)へ。平均パット数も昨年2位から今季1位と大きな変化はなく高値安定のため、グリーンを外してからのチップインバーディや、いわゆる“寄せワン”の確率が上がったことになる。

賞金王に輝いた2009年から、日本ツアーに参戦していた12年まで、このリカバリー率が60%を切ったことはない。今季も難しいアプローチを決めてのチップインや、バンカーから直接カップインしてバーディを奪うなど、会場で大歓声を巻き起こしてきた石川。単にいいスコアで上がるだけでなく、ピンチをチャンスに変えて“魅せる”ゴルフでファンを楽しませている。

一方で、ラウンドごとの平均ストロークを見れば、パナソニックオープン終了時点で第1R「70.5」、第2R「67.11」、第3R「69.22」、最終R「68.25」と安定。今回優勝に手が届くことはなかったが、「こういった内容を続けていくことが大事。今週のようなプレーができたので、どこにいっても自分のゴルフをやるだけという感じが持てる」と前向きだ。賞金王争いがヒートアップし、米ツアーの「ZOZO Championship」も待っているシーズン終盤。“なにかやってくれるかも”と、ますます活躍が期待できそうだ。(文・谷口愛純)

【スタッツ比較】(2018年のスタッツ⇒2019年のスタッツ)

ドライビングディスタンス:289.35ヤード(22位)⇒307.04ヤード(5位)
フェアウェイキープ率:44.5%(96位)⇒56%(53位)
トータルドライビング :118(76位)⇒58(5位)
パーオン率:65.04%(27位)⇒67.28%(21位タイ)
平均ストローク(第1ラウンド):70.5⇒70.5
平均ストローク(第2ラウンド):71.09⇒67.11
平均ストローク(第3ラウンド):71.31⇒69.22
平均ストローク(第4ラウンド):69.73⇒68.25
バーディ率(パー3):0.15(3位タイ)⇒0.22(2位)
バーディ率(パー4):0.19(3位タイ)⇒0.21(1位タイ)
バーディ率(パー5):0.4(30位タイ)⇒0.59(1位)
リカバリー率:58.26%(66位)⇒67.45%(9位)
バーディ数:298個(1R当たり3.973コ)⇒180個(1R当たり5コ)
ボギー数:198個(1R当たり2.64コ)⇒74個(1R当たり2.056コ)

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