イメージはホワー？ラジオ体操？小田龍一好調のワケ

＜The Championship by LEXUS　2日目＞◇9日◇大利根カントリークラブ(7,044ヤード・パー72)

　茨城県にある大利根カントリークラブで開催されている、国内男子ツアー「The Championship by LEXUS」は2日目を終了し、兼本貴司、山下和宏がトータル8アンダーで首位タイ、1打差の3位タイに小田龍一、バックナインで猛チャージを見せた河野晃一郎がつけた。

山下、岩田、優作…悲願の初優勝を掴み取るのは誰だ？

　来週メジャー第3戦「全英オープン」に挑む小田。順位を3位タイに上げて聖地挑戦へ向け鼻息も荒い…かと思いきや「不安で振っているので、何で良いのかわかりません」と表情は冴えない。4アンダーでスタートした初日も「一切自信ないです」と歯切れの良いコメントは聞かれなかった。「ティショット、アイアンも振り遅れたりするのでどうしていいかわからない感じ。調子悪いと突っ込んじゃって。結果を求めている部分が強いんだと思います」昨年の日本オープンで劇的なツアー初勝利。その後も度々優勝争いに顔を出し、そのシャイなキャラクターと共に大ブレイクを果たした。

　しかし、今季は3度の予選落ちを喫するなどなかなか上昇気流を掴めない。そこで、もう自分を追い込むのはやめた。「今日は気持ちを抑えて、ゆるゆるグリップで打ちました。イメージはホワーです」肩の力を抜き体重移動を意識したショットは、安定感をもたらすと共に「(飛距離は)逆に伸びてると思います」と飛距離アップという副産物まで生み出した。こうなればツアー2勝目も視界に入ってくるが、本人は「最近朝ラジオ体操やってるんですよ。それがいいのかなぁ？」といたってマイペース。決勝ラウンドも気負わず“ホワー”っと上位を狙う。

【2日目の順位】
1位T：兼本貴司(-8)
1位T：山下和宏(-8)
3位T：小田龍一(-7)
3位T：河野晃一郎(-7)
5位T：金亨成(キム・ヒョンソン)(-6)
5位T：原口鉄也(-6)
7位T：井上信(-5)
7位T：岩田寛(-5)
7位T：朴星俊(パク・ソンジュン)(-5)
7位T：ディネッシュ・チャンド(-5)
11位T：宮里優作(-4)
11位T：上田諭尉(-4)他4名