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1年で最もパーオンしなかったコース… リカバリー率抜群のフェードヒッターに注目!【佐藤信人の優勝予想】

1年で最もパーオンしなかったコース… リカバリー率抜群のフェードヒッターに注目!【佐藤信人の優勝予想】

配信日時:2019年5月7日 12時04分

「林が深く、入ってしまったらまずグリーンを狙えない。林に入ったらまず横に出すことになります。この時季はどんどん芝が生えてきて強いですし、見た目で打てそうだなと思ってもかなりラフに持っていかれる」と、フェアウェイキープがより重要となってくる。

加えて、長い距離とタイトなコースも難易度を上げている。「通常営業のパー5をパー4にしているホールが3つもあるので、まず距離が長い。コースも狭くて、2グリーンでグリーンも小さくなっています」。かなりのショットメーカーでもグリーンを外すコースで、グリーン回りのうまさとリカバリー率の高さが求められる。

■リカバリー率上位&フェードヒッター、時松隆光が好相性!
そこで佐藤が挙げたのが時松隆光。今季はリカバリー率70.97%(8位)、昨年は66.41%(2位)に入っている。パーキープ率も昨年86.11(5位)と安定感は抜群。「中日クラウンズ」でも最終日にトリプルボギーを打ったが、パーキープ率86.11%と4日間安定したプレーで上位につけた。「時松選手が林まで行くことはあまりなく、行ってもラフくらい。リカバリー率も高いですし、なんとかグリーン回りまで持って行ってパーを取っていけると思います」。

そして、このコースでもうひとつキーとなるのがフェードヒッター。「右ドッグレッグが多く、フェードイメージのホールが多い」。持ち球がフェードの時松は好相性だ。ちなみに、昨年覇者の池田勇太も基本の持ち球がフェード。「昨年のダイヤモンドカップもそうですし、池田選手は狭いフェアウェイに深いラフ、硬いグリーンと、難しいコンディションに強いイメージがあります」という。前週は国内ツアーを不在としたが、欧州ツアーで11位タイ。今年も活躍が期待できそうだ。

佐藤信人(さとう・のぶひと)
1970年03月12日生まれ、千葉県出身。高校卒業後に米国に渡り、陸軍士官学校を経てネバダ州立大学へ進学。1993年に日本のプロテストに一発合格。97年の「JCBクラシック仙台」で初優勝を挙げた。ツアー通算9勝を誇り、現在はJGTOの広報担当理事も務める。

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