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お祭り男がドカンと打ち上げた勝利の花火!宮本勝昌が病気を乗り越え復活優勝

お祭り男がドカンと打ち上げた勝利の花火!宮本勝昌が病気を乗り越え復活優勝

所属 ALBA Net編集部
谷口 愛純 / Azumi Taniguchi

配信日時:2019年5月5日 18時05分

中日クラウンズ 最終日◇5日◇名古屋ゴルフ倶楽部 和合コース(愛知県)◇6557ヤード・パー70>

「令和最初の男になりましたよ!」。平成のゴルフ史を駆け抜けてきたお祭り男が、新時代で一発目の勝利の花火を打ち上げた。

静かに優勝をかみしめる46歳!【写真】

『令和』初戦は、最終18番ホールの最後の一打まで息をのむ展開だった。最終組の宮本、貞方章男が18番ティに立った時点で、3組前でホールアウトした今平周吾と3人がトータル8アンダーのトップに並んでいた。

435ヤードのパー4。フェアウェイから放たれた宮本のセカンドはピン手前10mほどに落ちた。貞方の3打目がグリーンをオーバーして、寄らず入らずのダブルボギー。残るは宮本と今平の一騎打ちとなった。勝敗を決する10mのバーディパット。「建前は“入れるぞ”と。本音は、周吾とプレーオフしたら勝てないと思っていた」と打ったパット。ボールはカップに向かって進んでいく。手前で一瞬止まったように見えたが、「風が後押ししれくれたのかな」と、最後のひと転がりでカップイン。「夢みたい。ああいうときはガッツポーズも出ないんですね」と、少しうつむいて勝利をかみ締めた。

18番グリーンには、師匠と仰ぐ芹澤信雄が待っていた。「この現場にいられてよかった。タイガー・ウッズの優勝ほどは感動しなかったけど(笑)、近いものはありましたよ、震えましたから」(芹澤)と、2年ぶりの宮本の勝利を心から喜んだ。

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