<ニュージーランドオープン 初日◇26日◇ミルブルック・ゴルフリゾート(ニュージーランド)◇コロネットC(6936ヤード・パー71)、リマーカブルC(6784ヤード・パー71)>
昨年の「日本オープン」を制した片岡尚之は4月の海外メジャー「マスターズ」出場が控えている。ニュージーランドで迎えた2026年初戦は、悪天候の中でも4バーディ・1ボギーの「68」をマーク。暫定15位タイで初日を終えた。
前半は気温が10度前後に下がり、嵐のような強い雨風に見舞われた。「午前中は帰りたくなるぐらい天気がヤバかったです(笑)」と苦しいラウンドだったが、前半2アンダーで折り返し、後半も1つのボギーをたたいたが、2バーディを奪った。「良かった部分と悪いなりに耐えられた部分もあった。久しぶりの試合で、よくできた方かなと思います」と及第点をつけた。
日本オープン優勝の権利で獲得したマスターズ切符。開幕まで1カ月あまりに迫った。「まだ気持ちの高ぶりはないです」としながらも、オフには対策に取り組んできた。
「球の高さを上げたい。体の使い方、クラブの使い方を変える取り組みをしています」。マスターズの会場となるオーガスタは、大きなグリーンがいくつもの面に分かれている。場所によっては畳数枚分のスペースを狙わなければ、ピンに寄らない。それを意識して、高い球でグリーンに止められるスイング習得を目指している。
「3年前ぐらいから取り組んでは、できなくて、また取り組んで…。今回は出来そうな兆しもあるから、継続してやっています」というものだが、今回は目標が明確なだけに気持ちも入る。
この日は悪天候により柔らかくなったが、通常、今大会のグリーンは硬いことで有名。グリーンに止める高い球を試すには絶好の機会でもある。「今週、来週と実戦の中で試せるチャンスなので、できた部分とできなかった部分を見つけて今後に生かしたい」としっかりと大舞台を見据えている。
「もちろん上位に行きたいけど、自分の中で納得いくゴルフができるかというところ。そこをしっかり目指してやっていきたい」。今大会での内容がマスターズにつながる。
ちなみに、この日来ていたレインウェアはマスターズを彷彿(ほうふつ)とさせる濃いグリーンだった。マスターズカラーかと思いきや、「これは3年くらい前から着ています」とのことだ。(文・小高拓)
