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5番アイアンでも高弾道に! 桑木志帆のように遠くに下ろして“鈍角”で打とう

残り160~170ヤードはグリーンに乗せたいけれど、ミスも出やすい難しい距離。使うクラブはアイアン、UT、FWと選択肢も多岐にわたるが、女子プロたちはどの番手を選び、どのように打っているのか? プロコーチの奥嶋誠昭が解説する。

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2025年12月16日 16時15分

ショットに定評のある桑木志帆
ショットに定評のある桑木志帆 (撮影:上山敬太)

残り160~170ヤードはグリーンに乗せたいけれど、ミスも出やすい難しい距離。使うクラブはアイアン、UT、FWと選択肢も多岐にわたるが、女子プロたちはどの番手を選び、どのように打っているのか? 今回は、今季のパーオン率73.4836%で4位と、ショット力に定評のある桑木志帆の5番アイアンのスイングを、プロコーチの奥嶋誠昭が解説する。

【連続写真】“鈍角”に打つとインパクトゾーンが長くなって高弾道に! 桑木志帆の高精度アイアンショット



アイアンといえば、ダウンブローに上から打ち込むのがセオリーですが、最近では大きなスイングアークで鈍角に打つ選手が増えています。桑木プロもその一人です。

下半身の動きは最小限に、上体を大きく回して捻転差の強いトップを作り、そこからクラブが動く方向に対して、肩・手元・腰が同調しながら回転。ヘッドを体から遠い位置に下ろしていき、ダウンの早い段階で地面に近い位置まで下りてきます。長いインパクトゾーンでフェースがスクエアに動くので方向性が良くなりますし、インパクトロフトが付くので打ち出し角も高くなります。

ロングアイアンを打ちこなしながら、高弾道ボールで飛ばすために真似したいポイントの多いスイングです。スイングアークを大きくするには、ダウンスイングが大切。右ヒジをやや伸ばしながら手元を遠くに下ろすと、ヘッドが低い位置に下りやすくなり、鈍角で打てますよ。

■桑木志帆
くわき・しほ/ 2003年生まれ、岡山県出身。昨年は年間3勝を挙げて大ブレーク。今季は未勝利で終わったが、トップ10が15回と安定した成績を残して、メルセデス・ランキング9位に入った。大和ハウス工業所属。

■解説:奥嶋誠昭
おくしま・ともあき/ 1980年生まれ、神奈川県出身。ツアープロコーチとして多くの選手を指導。スイングメカニズムやクラブの構造を熟知し、科学的なアプローチで効率的な上達をサポートする。



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