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テーラー、ピン、キャロウェイ……クイズ「偽物クラブ」はどっち?

ゴルフ界では古くから人気のあるモデルの見た目だけを模倣した「偽物クラブ」が出回っている。特に最近の「偽物クラブ」は作りが精巧で、一見しただけでは本物と判別できないものが増えている。そこで、本物と偽物の写真を使い、どっちが「偽物クラブ」か、クイズ形式で出題。総合ゴルフショップとして中古クラブを取り扱う「ゴルフパートナー」の目利きのプロに、「偽物クラブ」の見分け方も教えてもらった。 撮影・構成/田辺直喜

配信日時:2025年9月4日 13時00分

【答え】偽物はネジやデザインのカラーが若干白っぽい

違いが見当たらないほど精巧に作られているラブゴルフ『DF3』。若干、ネジやデザインの色が偽物は白っぽい

違いが見当たらないほど精巧に作られているラブゴルフ『DF3』。若干、ネジやデザインの色が偽物は白っぽい

偽物はネジやデザインの色が白っぽい右。しかし、『DF3 パター』の「偽物クラブ」は形をかなり精巧に模倣しているので、ヘッドだけを見て真贋を見抜くのは難しい。

一方で、シャフトの1点でクラブを支え、フェースがどこを向くかチェックすると一目で本物かどうか分かる。本物の『DF3 パター』はヘッドのトルクをなくす特殊な設計でフェースはヨコを向き、トゥが上を向く。一方の「偽物クラブ」は形だけを真似しているので、フェースは斜め上を向いていた。

ゼロトルクをうたっているパターのため、フェースの向きを確認することで真贋の判別がつく。偽物は、製品最大の特徴であるゼロトルクになっていなかった

ゼロトルクをうたっているパターのため、フェースの向きを確認することで真贋の判別がつく。偽物は、製品最大の特徴であるゼロトルクになっていなかった

また、本物はシャフトが斜めに装着される特殊なグリップを採用しているが、「偽物クラブ」は真っすぐに装着されるものが使われている。そして、付属のヘッドカバーは真似する気がないかと思うほどデザインが違う。写真右の「DF3」と大きく刺繍の入った方が偽物だが、このベースとなっているヘッドカバーは「偽物クラブ」に使われることが多いという。

まったく似せる気がないヘッドカバー。「偽物クラブ」のパターには、このヘッドカバーが多く使われているという

まったく似せる気がないヘッドカバー。「偽物クラブ」のパターには、このヘッドカバーが多く使われているという

■『DF3 パター』を見分けるポイント

・シャフトでクラブを支えた時にフェースがヨコを向くのが本物
・グリップに対し、斜めにシャフトが装着されているのが本物
・シャフトにステップが付いているのが本物
・ヘッドカバーが全くの別物

構えた姿もそっくりで、ヘッド周りで判別するのは困難
本物はステップが付いたシャフトなのに対し、偽物はコストを浮かせるためかステップが付いていない
グリップの違いに目が行きがちだが、注目すべきはシャフトの入り方。本物はシャフトが斜めに装着される特殊なグリップを採用しているが、偽物は真っすぐ装着されている
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構えた姿もそっくりで、ヘッド周りで判別するのは困難

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