筒 「ささきしょうこプロも池田勇太プロと同じクラブ契約フリーですよね…」
P編 「ん? ささきプロのスペックはどんな感じだったの? 池田勇太プロとなにか共通点はある?」
筆者 「いや、ささきしょうこはシャフトがフジクラ『エボVの661』のSで、45.5インチです。ヘッドも『RS-F』よりやさしい『RS』ですし、ロフトも9.5度とそこまで共通点はないですよ」
P編 「なるほど、失礼ながら、ささきプロは最終日に今まで弱かった印象だけど、今回は曲がってなかったの?」
筒 「そう、東名CCは全体にティショットが狭いんですが、あの17番ホールは特にティショットが難しいんですよ!優勝争いで緊張していたら、なおさらです」
筆者 「2人とも左めに飛び出しましたが、ささきは1stカット、新垣が深いラフでうまく二打目を乗せましたが…。ささきはこの日ほとんどバーディがスライスラインで、17番もジャストタッチで入りましたよね。執念を感じました」
筒 「まぁ、先週のコースは全選手がFWキープとパーオンを大事に戦っていたはずですが、結果的にはささきしょうこプロの『RS』の選択は光りましたね。全然曲がっていなかったし、抑えて方向性重視でバランスよく振っているように見えて、普通に飛んでましたし。さすがクラブ契約フリープロですよ」
P編 「私も、てっきりクレイジーのままかと思いきや、ドライバーも3Wもプロギア『RS』だったんだね」
筆者 「9月の女子プロ選手権後にシャフトもヘッドも替えてます」
P編 「なるほどね。やっぱりプロギアはヘッドの反発を全数検査しているだけあって、本当にギリギリ反発を地で行っているからね。池田勇太プロにしろ、ささきしょうこプロにしろ、どんなヘッドでも使えるクラブ契約フリーなのに、これを選ぶというのは理由があるはずだもん」
筒 「しかも、それって全数検査しているんでしょ? ルール上限をオーバーしているものは廃棄、ギリギリに満たないものは再加工して生産したヘッド全てをギリギリにしているらしいです。普通、そこまでやるか?って思いますね。すごい手間と労力ですよね……」
P編 「マジ!? でも、本当にギリギリで芯が広いのかな。じゃあ、ちょっとテストしてみようよ。『RS』はささきしょうこプロと同じヘッドスピード40m/sくらい、『RS-F』は池田勇太プロに近いヘッドスピードで普通に打った感じでやってみようよ。筒さん、まずはささきしょうこプロに近いヘッドスピードで『RS』を打ってみて!」
筒 「では、女子プロと同じくらいのHS40m/s前後で打ってみます」
―― バシンッ!✕純正5球 ――
筒 「僕も正直驚きました。特に『RS』はつかまりがよくて、センター部分の柔らかい純正シャフトがオートマチックにボールをつかまえてくれるうえ、打ち出し角を足してくれる感じがしますね。そして、ヘッドスピードの割にすごく飛ぶのは、特にトゥ寄りの打点でボール初速が稼げるからだと感じました。
あと、芯を外したオフセンターヒットに強いです。普通、こんなにヒール寄りに打点を外すと、ボールをこすってスライスしたり、もっと極端に飛距離が落ちるはずですけど、粘ってますね。ハードヒットせず、スピードを落として振る場合って初速も出づらいはずなのに、これだけ初速が出るのはフェースの反発がいい証拠だと感じます…」
P編 「なるほどね。ささきしょうこプロが抑えて振って曲がらず飛ぶのは、その辺りがかなり効いている可能性大だね」
筒 「はい。あと、プロとは異なるカット軌道スライサー向けのテストもやってみましたが、本当にスライスしにくい。つかまりがいいので、だんだん出球を右に打ち出すことになるため、使い続けるとスライサーが徐々にドローヒッターに変身していくと思います」
筆者 「なるほど。(でも、池田勇太の『RS-F』の方はどうなのかな…)」