P編 「粘走り? ネバシリって読ませるの?」
【約4年の開発期間をかけ、82タイプのヘッドでテストを行い、ETC(EI and Torque Culmination)テクノロジーの開発に成功しました。滑らかな剛性とねじれすぎないトルクが、あらゆるヘッドのパフォーマンスを最大限引き出し、プレイヤーを必ず満足させる結果に導き今までにない振り心地→粘走り(ねばしり)。手元部から先端部までの滑らかな剛性により、切り返しでやや粘り、インパクトではしっかりと走ってくる、今までにない振り心地を実現】(USTマミヤ)
P編 「これって、どんなヘッドでも大丈夫で、粘って走るという、両立しづらい特性だと言いたいんだろう? 【ネバシリ】って読ませたいんだってさ、【チバシリ野郎】の長岡くん!」
筆者 「ぐぬぬ……、まだ目が血走ってますか?」
筒&P編 「ギヒヒ。さっきより、また一層ひどくなってるぜ(大笑)」
筆者 「……。(だって徹夜の上にこの暑さだもん…)まだ打ってないけど、もう帰ろうかな…」
筒 「ステイ!早く打って。『ジ・アッタス』の【ネバシリ】がどういうフィーリングなのか? はたしてダルダルなのか? チバシリさんともあろう人が確認しないでどうするんですかッ!」
筆者 「…………。(ウゼェ〜、この“●バシリ”の流れ…)分かりましたよ、じゃあ下から順に打ってみますね」
チバシリ 「おっしゃる通りの【ネバシリ】だ、これ…」
筒 「長岡さん、シャフトのフレックスに合わせて振ってくれません?あなたの馬鹿力で思い切りシャフトに負荷をかけたら、どんなシャフトでもしなり過ぎて戻りが遅れるのが当たり前でしょうが!『CoooL』は悪くない、やっぱりアナタが悪いんですよッ!むしろ、アナタの脳がダルダルです!」
筆者 「……。(今日は脳外試打なのに…)だから、『ジ・アッタス』はダルダルじゃないってば。しなり量が多くて粘るけど、最後に走ります。超オートマチックに感じますね、シャフトが仕事をしてくれるので、あまり負荷をかけて振らない人でも、ビッグキャリーが打ちやすいと思います。これ、粘走りの言葉どおりじゃないですか?」
余計なことをせず、クラブに任せてゆったり振ると、なめらかに粘ってから走って弾道を安定させてくれる。間違っても206グラムの重ヘッドを付けてぶっ叩きにいっちゃいけない。血眼になって自分から叩きに行く人間には【ネバシリ】は合わないということだ。おっ、おとなしくクラブに任せたからか、血走りが少し収まってるぞ?」
筆者 「ちょっと打つのが楽しくなったからかなぁ〜。このシャフト、しなり量が多めなので必然的にゆったり振れますし、本当に曲がらないから打つのが楽しいです。ダルダルじゃないし、こりゃOBが減りそう!もう、チバシリ野郎とは呼ばせませんよ!!!」
P編&筒 「分かった。【脳がダルダル野郎】ならいいよな?」
筆者 「ぐぬぬ……。それだけは止めて…(泣)チバシリ野郎の方がまだマシ……」
Text/Mikiro Nagaoka