(検証3)最後は本命! TOUR B JGRドライバー × TOUR B JGRボール
飛距離は、ヘッドスピードとミート率、スピン量などの条件がハマったときに最も効率よく伸ばすことが出来る。ボールでもクラブでも飛距離アップを実現するには、そのゴルファーのスイング特性も含めて、いかに条件を整えるかがカギになる。その意味では万人が飛ぶボールを作るのは不可能だと言えるだろう。逆に言えば、対象のヘッドスピードを絞り特化するからこそ、パフォーマンスの向上が期待できる。
(結果3) TOUR B JGRドライバー × TOUR B JGR は257ヤード! やっぱり一番飛んだ!
メーカー商品企画担当者に、試打結果を解説してもらった
宮川「新製品ということで、『TOUR B JGR』ボールの結果に注目していましたが、ボール初速が出せて、低スピン弾道で飛んでいます。『TOUR B JGR』の特性を発揮した結果になっていますね」
筆者「私は普段『TOUR B X』を使用しているのですが、ツアーボールを使用するには、ヘッドスピード不足でしょうか?」
宮川「必ずしもそういうわけではないですが、飛距離面では低スピンが期待できる『TOUR B JGR』のほうが有利になりそうです」
筆者「実は、ラウンドでも『TOUR B JGR』を試したのですが、意外にショートゲームの性能がいいですね。アイオノマーカバーでありながら、ある程度スピンが入り、イメージが出しやすいと感じました」
“飛距モン”こと『JGRボール』は使えるのか?アプローチスピン量レポ
宮川「今回は“飛距離モンスター”ということで、なんといっても飛びがウリなのですが、そうしたスコアメイクの部分に配慮した点も評価いただいています。あまり、大きくはアピールしていないのですが(笑)」
筆者「やはり、私のヘッドスピードだと『TOUR B JGR』がハマりますね」
宮川「対象ヘッドスピードに合致されていますが、コヤマさんはもともとスピンが多くはないので。普段、スライス系で飛距離をロスしているゴルファーの方には、もっと効果が期待できると思いますよ」
【結論】都市伝説は本当だった。ブランドを揃えると、最も飛距離を伸ばせる!
硬いボールのほうが、ボール初速が出て飛ぶと思われがちだが、その常識は過去のものになりつつあるといっていい。プロ使用のツアー系ボールは、多くのゴルファーに愛用されているが、私の場合のように、十分なコアの潰れを得られていないケースもありそうだ。
『TOUR B JGR』ドライバーとの相性も良好だ。弾き感のある打感が特徴のドライバーだけに、フェースに乗ってから弾く感触が、いかにも飛びそうだ。ツアープロも使用するヘッドだが、基本的にはつかまりがよく、ハイドローで飛ばせる特性で、シャフトとロフト角を上手く選択すれば、大きく飛距離を伸ばすことも可能だろう。『TOUR B JGR』ボールの対象となるヘッドスピード40-45m/sのゴルファーに、ぴったりマッチしそうだ。
重要なのは、その人にとって、ボール初速やバックスピン量など、一番いい条件のギアを選ぶこと。それが飛距離アップの最適解になる。その点、『TOUR B JGR』ブランドは、想定する対象ゴルファーに対して、ボール面からもクラブ面もからも効果的なアプローチをしているので、ブランドを揃えることで、効果の高い組み合わせになるだろう。