(検証1)まずは最もソフトなディスタンス系! TOUR B JGRドライバー × PHYZボール
打感もカバーの硬さを感じつつも、圧倒的なコア部分の軟らかさがあり、ボールがフェースに食いつく感触が強い。実際に同社のプロモデルと比較しても、フェースの接触面積は118%と大きいという。こうしてコア部分が大きく潰れると、ドライバーショットでのスピン量を減らす事ができる。サイドスピンも軽減するので、曲がりが抑えられるのも特徴だ。
(結果1)TOUR B JGRドライバー × PHYZボールは245ヤード!
ボールは、インパクト時に潰れすぎても、潰れなくてもダメで、適正に潰れてこそ、理想的な反発力を生む。ヘッドスピードが40m/s以下であれば、インパクトでのボールの潰れも適正になり、初速のロスもなくなりそうだ。ボールの喰いつきが良いので、ボールが曲がってしまう人、特にスライサーにはお助け感があるだろう。
(検証2)お次はツアーで人気のスピン系! TOUR B JGRドライバー × TOUR B Xボール
昨年の賞金王、宮里優作をはじめとする男子プロだけでなく、飛距離を求める女子プロの使用率が高いのも特徴のひとつ。弾き感の強い感触が、いかにも飛びそうに思える。
(結果2)TOUR B JGRドライバー × TOUR B Xボールは252ヤード!
しかし、スピン量が2780rpmと決して多くはないものの、出来ればもう少し減らせるとさらに飛びそうな数値になった。筆者のヘッドスピードでは、スピンを減らせるだけの十分なコアの潰れが得られていないのかもしれない。その分、ほんの少し非効率になっているようだ。この点は、クラブをよりフィットさせることでも改善できると思う。