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57歳カプルスが356ヤード飛ぶ秘密

text by Kazuhiro Koyama

配信日時:2017年5月2日 20時00分

57歳でも300ヤード。ボールの進化の恩恵を受けたカプルス

マスターズでは驚きの365ヤード弾まで披露したカプルス(撮影:GettyImages)

マスターズでは驚きの365ヤード弾まで披露したカプルス(撮影:GettyImages)

今年で57歳になるフレッド・カプルスのマスターズでの活躍は印象的だった。2日目を終わって堂々の6位タイ(※最終結果は18位タイ)。4日間を通して、大いにオーガスタのパトロンを沸かせていた。

特に驚くのは、その飛距離だ。5月1日時点で米シニアツアー(Champions TOUR)の飛距離ランキングで4位(平均295.947ヤード)、マスターズでは最大で365ヤードをマークするなど、若い選手に負けないビッグドライブを連発していた。

かつては、“ブンブン丸”と呼ばれ、飛ばし屋として知られたカプルス。92年のマスターズで優勝したころ、ドライバーはパーシモンで、ボールは糸巻きバラタを使用し、恵まれたパワーを活かして飛ばしていた。

57歳になった現在、その全盛期以上の飛距離を出すことが出来るのは、紛れもなくギアの進化のおかげだろう。かつて、ツアープロとしては比較的早くキャビティアイアンを取り入れたカプルスは、ギアにも精通していて、その利点を活かすことに長けている。

そのカプルスの眼鏡にかなったボールが、『TOUR B330S』だ。タイガー・ウッズが選んだことで、先日来、国内外で話題になっているブリヂストンのツアー系ボールである。

カプルスは、アプローチでは強いスピンがかかり、ドライバーではバックスピンを軽減して飛ばすことの出来るボールの性能を上手く活用している。かつてのパーシモンと糸巻きバラタの時代に比べると、劇的にドライバーが低スピンとなることで、大きな飛距離を出しているのだ。

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