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【カスタムパーツの凄いヤツ】UT嫌いな筆者になぜか合う、『TINIT』UTがめちゃいい件

筆者はウッド型UTが大嫌い。UTに関する投稿が少なくなるのも、それが一番の理由。ところが、あるUTを打って考えを改めることに…。

配信日時:2018年4月25日 11時21分

「ソールに秘密があり、【挙動の安定】がポイントです」(菅野)

ミライゴルフ菅野氏。ソール前方のつくりが筆者を助けると指摘。本当かなぁ…

ミライゴルフ菅野氏。ソール前方のつくりが筆者を助けると指摘。本当かなぁ…

ミライゴルフ菅野(以下、菅野) 「長岡さん、こんにちは。今日は何が聞きたいんですか?」

筆者 「UTですよ、さっき『TINIT』UTを打ったら、UTが大嫌いなボクでも結果が出てしまって。見てください、この飛距離。ロフト20度なのにおかしくないか?というのがまず一点」

菅野 「確かにエグいですね。でも、長岡さんのヘッドスピードが速いからでしょう。フェースの板厚を極端に薄くしたとかではないですね、マレージング鋼で弾きはいいですけど」

P編 「菅野くん、ソールの秘密を教えてあげなよ。長岡に理解できるかわからないけど」

筆者 「……。菅野さん、入射角の浅い筒さんが打つと普通の距離だったんですけど、なんでボクが打つと距離が異常に出るんですかね?」
確かに、なめらかにソール前方と後方が窪んでますね…

確かに、なめらかにソール前方と後方が窪んでますね…

菅野 「長岡さんは入射角がキツくて打ち込むタイプでしょう?『TINIT』にはソールの形状に秘密があって、ソールのフェース側と後方をわずかにラウンドさせて抜けが均一になるように気を使ってます。目的は、地面にタッチした後に、いかにヘッド挙動を安定させるかなんですよ。いろんな打ち方のゴルファーになめらかに滑って抜けるソールの役割を研究した結果、こうなったんです。

長岡さんはスティープに入れてきてロフトをかなり立ててヒットするんでしょう。そこで、スティープに入って地面の抵抗を受けるとヘッドが減速するんですが、それを極力減速せずに真っすぐ抜けるヘッド形状が機能した可能性はありますね」
確かに打った痕はソール全面に真っすぐ…

確かに打った痕はソール全面に真っすぐ…

筒 「長岡さん、ソールの接地痕を見てくださいよ。真っすぐソール全面に痕が付いているでしょ?たいていアナタみたいなスティープなタイプは、フェースの真下だけがダメージを受けて塗装が剥がれるんです。でも、『TINIT』はソール全面が滑ってますよね?ここが大きな違いだと思いますよ」

筆者 「う〜ん、人工芝で打ってるので、基本的にどんな打ち方でも滑るはずだと思いますけども…。なんか、エネルギーが全部球に乗る感じがするんですよね。それでいて、左に行かない。ラインが出しやすいし、球が強そうな感じが打っててします」

「3つの後方ウェイトで左右の弾道コントロールはどうにでもなります」(菅野)

ドライバーからFW、UTと、すべてヘッド後方に3つのウェイトが!

ドライバーからFW、UTと、すべてヘッド後方に3つのウェイトが!

菅野 「長岡さん、ウッド型UTが嫌いな理由は左に巻くからなんですよね?実際、それはヘッドスピードが速くないお客さんからもよく聞く声ですよ。だからこそ、まずヘッド挙動を安定させるソール形状を追求しているんですが、実はそこはどうにでもなるんです。

『TINIT』はドライバーもFWもUTも、3つの後方ウェイトを配置していて、この重さのバリエーションでヘッドのターン感を自在にコントロールできるので。今は1gが3つですが、もっと左にいかないものも、つかまるものも、ネジの重さを変えるだけで好みに変更できますよ」

P編 「まぁ、あくまでもネジのウェイト調整は、最終的なフィッティングという観点になるね」

菅野 「はい。それと、今入れているシャフトが『アッタスFW』でウッド径のものが入っているのも飛距離の面では影響しているかもしれません。製品版ではアイアン径ももちろん入るんですけど、長岡さんの飛距離の謎はそこもある気がしますけどね。というか、長岡さん、FWの方も同じような設計で作った自信作なんですよ。そこも体感してもらえましたか?」

筆者 「いや、まだです。というか、FWは打たなくても大丈夫です。打ちません」

P編 「打てよ!せっかくUT嫌いを克服したし、ドライバーも使ってる『TINIT』なんだぞ?」

筆者 「だって、20度のUTで250ヤード以上打てるのに、FWなんて要らないじゃないですか!3Wは得意ですし、エースがあるので『TINIT』UTがあれば5Wは要りません。というか、3Wも要らないかも…」

P編 「打つだけでもいいから打てよ!」

筆者 「イヤだ!要らない。打ったら欲しくなるかもしれないし…」

菅野 「打たないなら、帰りますね」

P編 「いやいや、菅野くんが帰る必要はない。打たないなら、帰るべきは長岡だよ。せっかくUT嫌いを克服させてやったのに、ぶつくさ言いやがって、ったく…」

筆者 「菅野さん、ありがとうございました。帰ります!」


Text/Mikiro Nagaoka

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