【1】距離ではなく精度、44.25インチに1Wを短尺化
これから参戦するPGAツアーへのサポート体制について聞かれるも、「何も決まってないです」と答えた。そして、ALBA本誌の取材に対し『RBCヘリテイジ』勝利の前の2つのギア変更が大きかったと明かした。
「ベイヒル(アーノルドパーマー招待)のときに、PRGR中村さんからの提案で、ドライバーを44.25インチに短くしたんですよ。すごく振りやすくなった」と、マスターズを前に『RS-Fプロトタイプ』(10.5°)を短尺化させていたという。
「アーノルドパーマー招待」「デル・マッチプレー」では結果が伴わなかったが、その後の初出場となる「マスターズ」で28位。好調発言を繰り返していた裏には、ドライバーの精度に磨きがかかったことがあった。これが狭い「RBCヘリテイジ」でも練習ラウンドから自信を持てた理由だった。
【2】直近でアイアンを小ぶりなものに変更
「PRGR中村さんの提案で、前使ってたものとバックフェースは同じなんですけど、一回りヘッドが小さいものにアイアンを替えて良くなりました」と、『RBCヘリテイジ』制覇の直近でかなり大幅なギア変更をしていた。
下記はPRGRが発表したものだが、本人いわく、『TUNE 01CB』のプロトタイプと呼べるものにアイアンを変更して『RBCヘリテイジ』を制覇したとのこと。
試合には勝った。だが、本人も「スタートラインに立てた」と語るとおり、これからバケモノたちがひしめくPGAツアーに本格参戦する権利を得ただけ。むしろ、これからが大変かつ、本当の勝負だと言えるだろう。はたして小平は戦えるのか?現時点での細かいスタッツも見ていきたいと思う。