女子ツアー使用率1位の『エボIV』は鉄板。3人とも大好き!
筆者 「プロも使ってるんですね!ボクも左にいかず曲がりを限定できるので米国仕様の『GBB EPIC』に入れて『661・S』をエースドライバーに使っていますし、女子ツアーでは『569』がず〜っと使用率1位ですよね。その他のモデルも含めた使用率もフジクラは常に40%近いですし、既に『エボIV』は評価が定まっている気がします」
ヘッドスピードが40m/s前後の女子プロに『569』が大人気ですが、ヘッドスピード45m/sオーバーのボクたちにも『661』(今回の試打はX)が非常に扱いやすいので、誰にとっても大ケガが出ないシャフトだと感じます。それに、軽い重量帯でもすごく復元性がよくて、頼りなさがないですよね」
ちょっと右の表にフライトスコープでデータが取れる、シャフトの挙動グラフがあると思うんだけど、最後ピコンと上に上がっているでしょ?ここが弾きというか、最後の弾きに相当する部分だと思うんだよ。田辺ちゃんも長岡くんもボクもみんなこの動きが共通してるでしょ?スイングは違うのに似た挙動で使えてる証拠だと思うんだよ」
筆者 「なるほど〜。確かにしなり戻りというか、『エボIV』の復元力は高いですよね。田辺はしなり方をどう感じるの?ボクの中では『エボIV』はバント出来るシャフトといった印象で、振らなければ左にいかない強フェード、がっつりつかまえにいってもストレートドローって感じで、曲がりが減らせるのが気に入ってるんだけど」
田辺 「はい。どこと聞かれれば中間部がしなる感じですが、全体的に緩やかにしなるシャフトといった印象ですよね。それでいて、頼りなさはない。この3つのモデルの中で一番オーソドックスな動きなので、重量とフレックスを合わせれば幅広いタイプに合うはずですよ」
谷拓 「鉄板だよ、『エボIV』は」
田辺 「……。長岡さん、でもエースシャフトのはずなのになぜか左に曲げてますね…」
筆者 「うん、プロと田辺がいい球打ち過ぎてて、ちょっと力んじゃった…(泣)」
谷拓 「オッケー、じゃあ弾道計測器のフライトスコープでガッツリ試打してみようか。ボクも普段からこれを使って試打しているんだけど、シャフトのしなりとしなり戻りが可視化できて使いやすいんだ。そのグラフの違いもしっかり見ながら打ってみようよ。じゃあ、次は『エボIV』に似た黒と金の色使いの『スピーダーTR』にしようか。コスメが『エボIV』とそっくりで混同しやすいからね〜」