スコア的には不発だが、『テンセイオレンジ』はまずまず?
筆者 「いえ、今日はドライバーを使う回数も少ないですし、そんなに強振して見えませんでしたので、右足スケーティングの動きは見えませんでした。2番、3番、8番のティショットなんかは良かったと思いますね。気持ちよく振れて飛んでる感じでしたが、数多く使った3Wのティショットが少し暴れてましたね。
11、13番とか、インコースに入ってからはティショットが右にいくケースが多かったです。17番、18番は真っすぐ飛んで修正してきたみたいですが、左に大きく曲がる球はなく、少し左ラフに入った程度。フェアウェイキープも8/14回なので、以前のシャフトより『テンセイオレンジ』に替えてよくなったとは言えるんじゃないでしょうか」
平田 「まぁ、マスターズはティショットが広いですし、右プッシュは許容範囲ですからね」
筆者 「はい。ただ、アイアンショット含めてセカンド以降がちょっと今ひとつだったかなと」
筒 「そうですね。今日はスーパーショットが出る雰囲気はなかったですね。明日以降で修正してくるでしょうけど、今日のティショットは全般に荒れていたし、アイアンショットもヨコよりはタテ距離のズレが目立つシーンもありました。反面、パッティングはそこまで悪くないので、今後に可能性も感じさせますけど…」
「それより気になるのはスティンプメーターだよ」(P編)
筆者 「確か、マスターズはスティンプメーターを公開しないはずですよ?でも、13〜15フィートの間じゃないですか、毎年天候などに左右されますけど」
筒 「グリーンの芝の刈り高は3.2ミリで16年から変わっていないそうですね。スピースが優勝した15年は3.0ミリだったと。アマチュアが回る通常営業なら8〜9フィート、普通のトーナメントなら12フィートくらいだと思いますけど。マスターズは傾斜が強いから速いんだと思いますけどね…」
平田 「スピースは先週からかなりパッティングが復調していましたから、これから速くなれば他の選手が苦しむ中、彼にますますチャンスが出てくる流れじゃないですか。一応、土曜日はこちらは雨予報にはなっていますが…。明日もし速くなれば、スピースが走ってしまう可能性が高いと思います」
筒 「経験上、13.5フィートを超えると、通常コースでシングルレベルの人間が90近く打ちますよ。下りの1.5メートルで、グリーンから出ていった人を何度も見たことがあります。上りも速いので、往復ビンタを何回もやってグリーンから出られない人もいます。そんなに起伏のあるグリーンじゃなくても」
筆者 「いま、千葉県の富里ゴルフ倶楽部ではマスターズと大体同じくらいと言われる13.5フィートに仕上げていますよ。村田さん、マスターズの速さを体感したければ、富里ゴルフ倶楽部に行ってください」
P編 「いや、ちょっと自作でスティンプメーター計を作っていろいろテストしてみるよ。また報告する」
筆者 「……。(スティンプメーターを自作!?また面倒くさいことを…)2日め以降のグリーンにも注目ですね!」
Text/Mikiro Nagaoka