2000年〜2017年まで、樹脂インサートは5勝。金属フェースのブレードは12勝。
筒 「ダンディパターって、懐かしいなぁ〜」
P編 「それでいえば、結局2000年から金属フェースの方が圧倒的に勝利数が多いというわけか。ノンインサートブレードが圧倒的にオーガスタ・ナショナルでは有利と言いたいわけだね?」
筒 「そりゃ、そうでしょう。ボクは以前にスティンプメーター13.5フィートというグリーン対策で、滑らかなコンクリート上でタッチを合わせる練習をしたことがあります。一番タッチを出しやすいのが『ウイルソン8802』という、ノンインサートのL字ブレードでしたね。当日も、13.5フィートのアンジュレーションのきついグリーンは、このパターを選んで大正解でした。繊細なタッチを出すなら、どの強さで打ったか?フィードバックの得やすいものが最適でしょう」
P編 「まぁ、そうなるよね〜。当たり前の答えになっちゃうけど…。形状でいくと、ブレードばかりでマレットは少ないね」
去年ガルシアが【マレット&樹脂】不利のセオリーを覆す。今年ローズは?マキロイは?
筒 「ですね。となると、う〜ん……。長岡さん、マスターズの勝者予想的に、イチオシは誰ですか?ボクはバッバ・ワトソン選手と、ジョーダン・スピース選手がかなり濃厚だと思ってます」
P編 「いや、やっぱりタイガーだよ。地球上のゴルファーのうち、9割はタイガーの復活優勝を見たいはずだよ。多分、ゴルファーではない一般人もタイガーの復活とメジャー15勝目を見た瞬間に、かなりの人がゴルフを始めると思う。オーガスタ・ナショナルの現場だけじゃなく、画面を通しても観るものすべてを興奮の坩堝にするのは、タイガーしかいない」
筒&筆者 「同感です!現地からの情報が入りしだい、またマスターズのギアを掘り下げましょう!」
Text/Mikiro Nagaoka